第11話 秘宝 転生玉
「姫さま……」
悲しみに打ちひしがれる背中を
「
「……姫さま?」
「
風弓一族の王家に代々伝わる秘宝であり、人間を妖魔に、妖魔を人間に転生させる力を持つ。
「前に電話で話したでしょう?
「ひ、姫さま。しかしそれは……」
振り向いた白雪の顔にはとめどなく涙が
その顔があまりにも美しくて、あまりにも悲しくて、それは
「私の夫になってもらえなくてもいいのです。二度と口を聞いてもらえなくても構いません。それでも私は
心の底から
白雪はこんなにも
一時の気の迷いなどと考えていた自分の考えは浅はかだったのだ。
「姫さま。姫さまの御心のままになさってください。どのような結果になろうとも、この
そして白雪は
「
白雪の胃の中に収まっている
体の中の妖気が奔流となって駆け巡るのを感じると、白雪は
そして自分の舌で
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