甘き聖夜ユリスマス①

「ど、どうしよう。2人に、好きって言われちゃった!?」


 百合メイド喫茶「リトル・ガーデン」、夜のお風呂の中で。

 裸の由理ゆーりは、季紗きさ美緒奈みおなの告白を思い出して、真っ赤になっていた。


 季紗とも、美緒奈とも、今までだってキスだけでなくて、いっしょにお風呂に入って……裸を見たり、裸に触ったり、裸で抱き合って百合キスしたりしてる仲だけど……。


「こ、恋人になりたいって……。こ、恋人って、これ以上どんなことするの!?」


 1年くらい前までノンケだったはずなのに、つい百合百合でえっちな妄想をしちゃって、羞じらう由理。

 季紗と美緒奈……2人の美少女のことを考える。


(季紗は美人で、優しくて。ちょっとエッチなところもあるけど、根は真面目で……)


 東宮ひがしみや季紗……清楚で可憐なお嬢様メイド。

 由理にとっては、クラスメートであり、ファーストキスの相手でもある。

 甘く爽やかな桃みたいな……そんな唇。


(美緒奈は生意気で、意地っ張りで。でもそこが可愛くて……)


 南原みなはら美緒奈……ひとつ年下のロリメイド。

 ケンカ友達というか、腐れ縁というか……お互い素直になれないけれど、いっしょにいると楽しい、不思議な仲。

 苺味の甘酸っぱい唇は、柔らかくて、美味しくて、いつまでだって吸っていたくなる……。


「ちゅっ……♪ ちゅぱっ……ちゅるん♪」


 キスのコト考えたらドキドキ。

 お風呂で裸の由理、唇で自分の指をしゃぶって興奮を鎮めます。


「ちゅぱぁ♪ ちゅぷん、ちゅぷっ♪ ちゅるぅ、ちゅぷぅぅ♪」


(わ、私……なにやってるんだろ)


 けど季紗とのキス、美緒奈とのキスを思い出したら、胸が甘く疼いてしまって……。


「由理、お姉さんが背中流してあげる♪ というかお風呂で百合キスしましょ♪」


「きゃぁぁリズさん!?」


 金髪で巨乳な天使が、全裸でお風呂に入ってきた。

 白くてすべすべな肌に、曇り無い青い瞳。

 童顔に似合わず、ぷるんぷるんと、強烈に存在を主張するお胸様。


 ぎゅぎゅっと前から由理に抱き付き、おっぱいを胸に押し当ててくる。


(ふぁぁリズさんふかふか♪ いい匂いだよぉぉ!?)


「寒くなってきたわよね。いっぱいキスして、カラダを暖め合いたいな♪」


 そのまま、接吻。

 レモン味の唇が、舌が、由理の林檎色の唇へ重ねられる。


「ちゅっ……♪ じゅぷん、ぬぶぅ♪ ぐぷふ、んむぅ♪ んん、ちゅぅぅぅー♪」


「ふ……んっ♪ ちゅぶ、じゅっ♪ や、リズさん舌ぁ♪ 挿れ過ぎぃ……♪」


 乙女の柔肌を愛撫しながら、全裸で抱き締め合ってお風呂で百合キス……由理とリズの日常的な一コマ。

 お姉さんぶってるくせに甘えんぼで、愛くるしい金髪の同居人に……由理は思う。


(リズさんは、私のコト、どう思ってるのかな。季紗や美緒奈より、もっとキスしてるのだけど)


 ちゅぱちゅぱ唾液をホイップしながら、由理はリズさんのおっぱいを触りたくなって……。


「ちゅっ♪ リズさん、触っていい……?」


 もう触っちゃった。むぎゅ。


「んくぅ♪ や、やぁ、由理がなんだか大胆……♪」


 むぎゅ、むぎゅ、ちゅぱちゅぱ。

 ずちゅっ、ちゅぷぅ。ちゅぷん、ちゅ……むぎゅぅ♪


 浴室にリズさんの裸体を押し倒して、由理はキスの雨を降らせ続けてしまった。


「ふぁ、ちゅぅぅ♪ ずちゅ、ちゅぅぅ……♪ や、やだ、私……リズさんのカラダ、もっと触りたいよぉ♪」


 季紗や美緒奈も……こんな風に、私のカラダに触りたいのかな?

 嫌じゃ……ないかも。

 火照った頭で考えながら、由理はリズの唇と胸を、ちゅぱちゅぱ。


「んっ、ちゅぅぅ♪ ちゅぱぁぁ♪ ど、どうしたの、由理? なんだか、変よぉ……♪ あっ、んあぁぁ♪」


 お風呂の中、いろんなトコロを濡らしながら赤くなるリズへ。

 由理は、家族同然の大切な同居人へ……美緒奈と季紗のこと、相談してみようかと思った。


(リズさんには、どんなこともさらけ出したいから。私が……リズさんをもっと触りたいってことも)


「ちゅ……ん♪ ちゅぱぁ……♪」


 もちろん、キスしながら。


「あのね、リズさん。実は……」

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