海百合の家へようこそ♪③ 裸エプロンじゃ、ないです。
「ちゅ……んぷ♪ お嬢様、キスのおかわりいかがですか?」
かき氷やジュースなどの冷たいものから、熱々ラーメンまで。
水着の美少女達が、百合キス口移しで料理を提供する、百合専用海の家。
店先からその店内を眺めながら、リズがぼやいた。
「いいなー、
姉妹店の「リトル・ガーデン」と違い、この「ウミユリの家」は乙女相手だけでは儲けが出ないようで。
店先では一般的な海の家と同じに、家族連れや観光客相手にも、焼きそばやかき氷を販売しているのである。
リズと
なぜかと言えば、
「は、裸エプロン……! 巨乳で裸エプロンの天使がいるぞ……!?」
浜辺の♂達の視線は、2人の胸に釘付け。
季紗もリズもビキニの水着にエプロンしてるので、一見裸エプロンなのだ。
「ふぅ……真夏の浜辺で焼きそば作るの辛いわね。汗かいちゃう……」
英国人だけど焼きそばも焼けるリズ、万能メイド。
その豊かすぎる乳の谷間を、汗の滴が伝う。かなり、扇情的。
「や、やっぱりリズさんの胸には見惚れちゃうよね。だから、外担当なのね……」
かき氷器のハンドルを回しながら、横のリズ乳へ、つい視線が吸い寄せられちゃう季紗。
けど、そんな彼女も、ビーチの注目の的だった。
「アイドルかな、あの美人! む、胸もけっこうあるぜ……!」
さらさらのロングヘアーに、たっぷりの
国民的美少女レベルの季紗が流す汗の粒は、宝石のように光り輝いて、男子達を魅了してしまうのだった。
「も、もうっ、皆胸ばかり見て。これだから男の人は……」
純正百合娘の季紗、ちょっぴりご機嫌ななめ?
「私達のリズさんをエッチな目で見たり! ホントにケダモノですよね、男子って!」
「そ、それより焼きそば暑いよー!? 季紗ちゃん交代して!?」
金髪縦ロールの首元と巨乳に、汗が滝になってるリズ、音を上げた。
汗だくの金髪美少女が焼きそばを焼くのは天界の光景のように美しいが……熱中症ダメ絶対。
「大変、リズさんがぬるっぬる!? その汗をペロペロしてあげたい!」
季紗、すかさずかき氷を口に含んで、
「私が冷やしてあげますね♪ かき氷を召し上がれ、ちゅぅぅぅ……♪」
「んっ、ふぷぅ……♪ だ、だめ季紗ちゃんっ、皆見てるのにぃ……♪」
ちゅぷぅ、ぬるぬる……♪ ずっぷ、ずっぷ、ずぶぷぷぷ♪
熱い吐息を交わしながら、かき氷の口移しが始まった。
夏の浜辺、衆人環視でも熱い濃厚百合
観客たちも目が点である。
「す、すっごいな……」
「ああ……」
販売そっちのけで2人の百合世界を作る少女達。
「くぷっ、ふぁぁ……♪ やっぱり、季紗ちゃんが一番ケダモノぉ……♪」
「ちゅぷ、んんっ……♪ いいんです、だって私達、百合メイドだから……!」
いや働けよ!と
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