銀糸篇……でなく、リズ来日編⑥

 マリア様に見守られた、野イチゴ咲く丘の学び舎。

 真のプリンセスを目指す少女達の通う名門女子高……その寮内にて。


「ふふ、リズさんのお肌綺麗♪ 胸も柔らかくて……ごちそう様っ♪」


 ここは夜の女子寮の、大浴場。

 右を見ても左を向いても裸の女の子という空間にて、金の髪のリズも素っ裸。

 その豊かな胸を、後ろからケダモノに揉まれていた。


「ふぁ、石鹸でぬるぬるぅ……♪ そんなにされたら、私ぃ……♪」


 ケダモノの名前は、後條ごじょうるん。

 ボーイッシュな黒の短髪に、ぱっちりした瞳が眩しい、16歳の女子高生で、リズのルームメイトだ。

 必死にえっちな声を抑えるリズへ、首筋をぺろぺろしたり吐息を吹き掛けたりしながら、肉食狼の眼で微笑む。


「恥ずかしがらなくていいのにっ☆ 私達ルームメイトなんだし、たっぷりスキンシップしないとね♪」


 揉みっ。


「あぅ、んく、くぁぁぁぁ♪ る、るんちゃんのバカぁ♪」


 恐るべきは乳ハンターの魔手か。

 研ぎ澄まされた熟練の指遣いは、確実にリズの弱点を突き、ココロを裸に剥いていく!

 るんの指が触れれば、ぷにんと食い込みを見せるリズの白い胸。

 わずかな刺激にもぴくん、ぴくんと震えて反応する、石鹸まみれの……巨乳。

 大浴場でカラダを洗う乙女達も、仲良しルームメイトのじゃれ合いに目が釘付けだ。


「あらまぁ……い、いくらなんでも、その……はしたないのでわ?」

「ああ、でも私も、あんな風に激しく友情を深め合いたいですわ♪」


 十数人の裸の女の子達が贈る、熱い視線に曝されて。

 お風呂の熱気でピンクに色づくリズさんのカラダが、羞恥と快感でもっと鮮やかに。

 ……乳大好きルームメイトと金髪リズの、睦まじい触れ合い……にゅーうぇーぶ。


「リズさんの乳は、乳ハンターるんちゃんの獲物だからね。そぉれ、とどめっ☆」

「んくっ、ふぐぅ。んあ、あ……あぁぁぁっ……ん♪」


 全裸の美少女2人が裸で石鹸ぬるぬる、カラダを擦りつけ合い、乳むぎゅぅ。

 でも、お風呂の中だから問題ない。性的な行為ではありません!

 ユウジョウ!!


 ※ ※ ※


「ま、またエッチなコトされたぁ……♪」


 激しくもみもみされて、むにゅむにゅされたリズ。

 息も絶え絶え、裸のカラダを浴場の床に横たえる。

 天井へ向けそびえ立つ、ぷるぷるのにゅーマウンテン。

 でも、ヤラれっぱなしではありません。


「るんちゃんっ! 次は私の番よ!?」


 元気よく飛び起きて宣言! 胸が揺れる。

 その揺れをちゃっかり瞳にメモリーしながら、後條るんは動揺した。


「ええっ!? 私、リズさんと違って揉むほどないよ?」


 乳ハンター、自分は貧乳。

 赤くなるその顔へ、リズの唇が……。


「胸を触るより、こっちの方が……友情、深まるわ?」


 ……接近。

 お風呂の湯気より熱くて甘い、桃色吐息が鼻先に掛かって。


「……ちゅぅぅ♪」


 ここ、皆が見てる大浴場です。

 きゃー♪と黄色い声が上がる中、リズは得意の百合キスでルームメイトへ反撃!  相手は真っ赤に頬を染め、目を丸くする。


「むぅーっ!? んく、くむぅぅ……!?」

「ちゅぷ、ずぷぅ。るにゅぅ、ぐぶりゅぅ……ずぶぷぅ♪」


 大浴場の広さに合わせ、ちゅぱちゅぱ水音もいつもよりハード!

 唾液ハンターリズの舌が、乳ハンターるんの口腔内を蹂躙、蹂躙、蹂躙!

 ブリテンの狩猟民族の血が成せる業か、やまとなでしこの唇を征服です!


「ぷはぁ、んぁ……♪ なにこれぇ、こんな気持ちイイの、知らないぃ……♪」


 銀糸で結ばれた、美少女2人の唇。黒髪ルームメイトがトリップ気分で瞳を潤ませるところへ、もっと唇を奪って。

 ずちゅ、ずちゅんと淫靡な音を立ててマウストゥマウス、お口の中の熱い水分を舌に乗せて取り替えっこ。

 幾筋もの銀の糸が、向き合う裸体へぽたぽた落ちるのを見て、リズさん満足。


「ふふ……♪ 銀糸は乙女の友情の証です♪」


 ちゅぷぅぅ……♪

 ぱちぱちぱちぱち!

 熱いユウジョウ劇場に、お風呂で見守る乙女達から惜しみない拍手……!

 やはり女の子同士が裸で抱き合いキスすると、とっても絆が深まるのだ!!


「ってこらぁぁぁぁぁぁぁ!?」


 ……あれ? 感動的なシーンのはずなのに、一人の女性が(もちろんお風呂なので全裸)怒って浴場へ乱入だ。

 リズの胸に抱かれてびくんびくんしてる乳ハンターるんと、顔立ちはそっくりでもう少しオトナ、黒髪を長く伸ばしたその女性は。


「りょ、寮母さん……!?」


 慌ててるんを離すリズへ、その乳へ、強烈な敵意の視線を向けて。


「わ、私の妹になんてえっちなコトを……! まったく貴女達は、母娘揃ってぇ……!?」

香織子かおるこお姉ちゃん……」


 後條ごじょう香織子かおるこ、まだ若いけれど、この寮の寮母である。

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