第31話 下剤開始
手術の1日前から下剤を飲むのが始まった。
錠剤だけでなく、約2リットルある『飲む下剤』を看護師さんが持ってきて
「10時から2時間ぐらいで飲み切っちゃってくださいね」
とアッサリ言った。
普段から水分を取らないタチなので、相当気合い入れていかないと無理だろうと
15分おきにストローで10口ずつ飲む作戦にした。
味は薄いスポーツドリンクのような感じなので飲みやすい。
これがせめてもの救いだ。
もう無理だ、とか気持ち悪くなったらそれ以上入らないだろうと思っていたので
そうならないように気をつけて飲んだ。
私は本当に水分を取らない方なので、それを知ってる家族や知人がコレを見たら、私が相当頑張ろうとしていると思うだろうが看護師さんは、普段の私を知らないので
どんなに私が苦しいか分からないだろう。
なので作戦が成功して予定より早く飲み切ったのを
看護師さんが見た時も然程の褒めも感想も無かった。
錠剤に、この大量の飲む下剤、それだけではなく
浣腸まであるというのだ、徹底してるな。
私は普段から超!快腸人間なので便秘しない。
1日2回スルリンが基本。
だから、ここまでの下剤と浣腸とは
どんな状態になるか戦々恐々だった。
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