第303話久方の

久方の

   月の桂も

       秋は猶

          もみぢすればや

                 てりまさるらむ


                 ただみね 古今194


月に生えているという桂の木も、秋になれば紅葉するのだろうか。

ますます、月の光が明るくなったように思う。


古代中国の伝説では、月には高さ600丈(約1800m)の桂の木が生えているという。

明るい秋の月夜に詠んだ歌と思う。

素直に、味わいたい。

                

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る