3-2 迷い子と青い竜

――死んでもいいと、思っていた。

 どのみち、このままでは死ぬだろうと、感じていた。

 

 自分がどこを歩いているのか、少年はわかっていなかった。吹きつける風の冷たさに鈍感になり、すりむけた手足の痛みも、とうに忘れていた。ただ黙々と、いや、ふらふらと、幽鬼のように野を往く。

 空気は刃のように鋭く、さえざえとしていて、冬の足音を感じさせる。じきに大地は凍ってしまうだろう。そんな中で、服と呼べるかすら怪しいぼろきれ一枚をまとった少年が生きて歩き続けられているのは、奇跡に近かった。少年は一度も立ち止まることなく、眉ひとつ動かさず緩慢に足を進めている。

 何日経っただろう。ふと、そんなことを考えた。そしてすぐに笑みをつくった。とはいえ、口の端に力が入らず、その笑みは形にさえならなかった。

 何日でもいいだろう。もう、関係ない。どうせ自分しかいない。どうせ、もうすぐ死んでしまうんだ。

 彼は慣れ親しんだ死の気配にひきずられるようにして、また歩き出した。

 

 それからどれくらい経った頃か。少年は、身を包んだ違和感に驚き、はじめて足を止めた。同時に、うわん、と耳鳴りがしてすぐに遠ざかる。

「なに……」

 かすれた声を上げた少年は、空をあおいだ。が、映ったのは灰色でも青でもなく、もっさりとした緑色だった。唖然としてその場に立ちすくむ。

 少年はいつの間にか、森の中に立っていたのだ。高い木々が生い茂り、鳥のさえずりや小動物の足音、葉がこすれる音が、あちこちから聞こえてくる。木々のにおい、重く湿った空気――今まで、通りがかりの人の噂話でしか聞いたことのない大きな森が、彼をとりかこんでいた。

 どうして、と思う。彼らが住んでいるこの大陸には、樹木のたぐいは育たない。植物といえば苔かシダくらいのものだ。学のない少年ですら知っている。海を渡ったわけでもないのに森にいるのが、不思議でならなかった。「夢かな」と思わず呟いてしまったほどである。あるいは、あの世か。

 少しして最初の驚きから立ち直った少年は、また歩き出した。踏みつける草や木の根の感触は現実のものだ。けれどやはり、死後の世界なのではないかと思ってしまう。

 そうであればいいな、とさえ考えた。

 体力も気力も使い果たしたおかげで忘れていた、暗い絶望が、再び胸に広がってくる。


『……どうして、ここに人間がいる?』


 突然、意味のわからない音が聞こえて、少年は飛び上がった。後ずさりしかけてふらついて、そのまま草の上に尻もちをつく。

 唇をわななかせながら、音のした方を見上げた彼は、今度こそ凍りついた。

――巨大な青が立ちはだかっていた。

 それが生物で、体を青い鱗が覆っているのだと気づくのには、しばらく時間が必要だった。よくよく見てみれば、彼とその生物がいるのはひらけた空間で、青い生き物はそこに佇んで翼をたたんでいる。爬虫類にも似た巨大な両目は、不思議そうに少年を見おろしていた。

「え……あ……」

 へたりこんだ少年は、生き物を見上げた。喉が震える。涙がにじむ。怖い、逃げたい、そう思ったが体は動かない。

「竜」

 目の前にいる生物の総称なまえを口にすると、急に実感がわいてきた。

 竜。大自然の守護者。少年が聞きかじった話では、彼らはあまり人間が好きではないらしい。襲われる可能性もゼロではないので、見かけてもむやみに近づくなといわれている。それが今、自分の目の前にいることが、どうしようもなく怖かった。ただ、同時に、ほっとしてもいた。

 竜に殺されるのも悪くないか。野たれ死ぬよりはずっといい。そんなふうに思ったのだった。

 少しの間、人と竜は無言で見つめあう。やがて、竜の目が大きく見開かれた。

「ぼろぼろではないか。どうした?」

 その言葉に、少年の方が驚いた。竜が、よく聞く――人の言葉を話したのだ。いくら頭のいい生物とはいえ、信じられなかった。

 けれど驚きを押し隠し、少年はふんっとそっぽを向いた。

「べ、別に、なんでもいいだろ。それより、殺すんなら早く殺してくれ。痛いの嫌だから」

「ん? なぜ、私がおまえを殺さねばならない?」

「……へ」

 気勢をそがれた少年は、改めて前を見る。巨竜は、首をかしげていた。場違いにも、あ、かわいいな、と思ってしまった。

「なんでって。おまえ、おれみたいな汚い人間が家にいて、腹立ってんじゃないの」

「腹が立っているように見えるか?」

 問い返されて、少年は沈黙した。竜は怒っているというより、今の状況を心底不思議に思っている、といったふうだ。証拠に、彼か彼女かわからないその竜は、淡々と続ける。

「おまえがこの《大森林》に迷い込んでしまったのは確かだろうが。できれば、理由が知りたい。なにせ、森の周辺に道らしい道はないからな。子どもが一人でふらふらしているのは、おかしいと思う」

 落ちつきはらった竜の言葉に、恐怖も死んでもいいという気持ちも削ぎ落されてしまった気がして、少年は眉をひそめた。彼のしかめっ面が不機嫌なように見えたのか、竜の方は「無理はしなくていい。話したくないならそう言ってくれ」と、慌てたように付け足す。

 少年は、目を閉じて、唾をのみこんだ。かろうじて嚥下えんげできたが、喉にはぴりりと痛みが走る。何日経ったのか、と再び思った。

 状況はよくわからない。けれどとりあえず、目の前の竜は人を襲う竜ではないらしい。そのことに、安心感とむなしさを感じながらも、少年は口を開いた。

「――追いだされたんだよ。街から」

 竜が、一瞬、ぴくりと固まった。「追いだされた?」と反芻した。少年は、嘲るように微笑んだ。

「そう。あんたさ、ノルドパテラって街、知ってる?」

 竜はうなずいた。少年は、「話が早い」とおどけて続ける。

「おれ、あの街の貧民街で暮らしてたんだよ。ときどきは盗みもしたけど、たいていは道案内とか靴磨きとか、そんなことしてた。で、靴磨きでよく一緒になる友達もいた。おれがいた貧民街のガキの集団とは別んところのやつだったけど」

 かすれた声が森に響く。今はなぜか、力が入らないことも、喉の痛みも気にならなかった。

「もうどれくらい前かわかんねえけど、うちの集団のリーダーから、盗みに参加しろっていわれたんだ。なんか、街の商人とつるんでめちゃくちゃな方法でお金もうけてる貴族の屋敷に入るって計画でさ。集団全員で行くって言って。で、そのあと靴磨きに行ったとき、おれ、友達にぽろっとそのことこぼしたんだ。そいつ、不安そうな顔で『気をつけて』って言ってくれた。

作戦の当日になってね。おれと何人かのガキは、先に行った数人が見張りの兵士を引きつけてる隙に屋敷に忍び込むっていう役割だったんだ。それで忍び込んだんだけど、そのときに、おれたちの前に雇われのごろつきみたいなおっさんたちと――例の友達が、出てきた」

 少年の友人――彼が友人だと思っていた別の少年は、貧民街の中では珍しく、子どもの集団に属していなかった。彼と同じような靴磨きや道案内などをするかたわらで、他の子どもの集団がたくらんでいる盗賊行為や闇討ちなどの情報をうまくつかんで、それを街の警備隊などに流して金をもらっていた。そして今回、少年に近づき、取り入って、彼らの集団の情報をまんまと手に入れ、標的となった貴族に情報を流したのだ。

「結局おれ、利用されてただけなんだ。でも、気づいたときにはもう遅かった。

――ぎりぎり、みんな生きて帰ってこれたけど、怪我をしたやつがいっぱいいた。重傷のやつもいた。集団のガキどもは、おれが例のやつとよく会ってたことや盗みの話を伝えちまったことを聞いたら、怒り狂ったよ。そりゃそうだ、おかげで、仲間たちが危険な目にあったんだから。

だから、おれ、貧民街から追い出された。盗みに入ったときに、いろんな人に顔を見られてるから、街にいるわけにもいかなくなってさ。出ていくしかなかったんだ」

 少年はそこまで言い切ると、口を閉じた。忘れていた気だるさが襲いかかってくる。

 竜は、無言だった。背中を丸めた少年を黙って見つめている。

「もうさ。死んでもいいよ。死ぬしかないよ」

 何度も、何度も思ったことを、改めて口にする。

 ああ、喉が渇いた、お腹が減った。痛い。寒い。もうこのまま、眠ってしまおうか。

 あらゆる感覚がよみがえり、少年は耐えられなくなった。視界がぐるんと回転し、草の上に倒れこむ。なんだか、心地よかった。

「なあ、竜さんよ。……殺してくれ」

 力のない声が出る。少年は、わらっていた。けれど竜は、無言のままだった。

「おれさ、もうどうにもなんねえよ。仲間を傷つけて、街にもいられなくなって。歩いてる間、なんも食べれなかったし水も飲めなかった。もう、いいよ」

 少年が無感情に吐き捨てて、目を閉じようとしたとき――彼は、ふっとまわりが温かくなるのを感じた。なんとか頭だけ動かしてまわりを見てみると、いつの間にか竜が彼のすぐそばにいて、大きな翼で、包みこんでいた。

「頑張ったな」

 竜はそう言った。少年が「え?」と呆けた声を出すと、彼は続ける。

「苦しかったろう。辛かったろう。……だが、だからといって生きることをあきらめる必要はない」

「でも」

「ここには、食べ物も水もある。竜の私では心もとないかもしれないが、生きるすべを教えることもできるだろう。

しばらく、ここにいるといい。そして、また人間の社会に戻れるようになったら森を出ればいい。私が手伝ってあげるから」

 静かに言った竜は、「どうする?」と訊いてきた。少年は唖然とし、そして、鼻の奥がつんとなるのを感じた。

 いつぶりだろうか。こんなふうに、誰かに包みこんでもらえたのは。

 そう思うと、自然に涙が出てきた。目尻にたまり、みるみるうちにこぼれた雫が頬をつたう。少年は、そのまま声もなく泣いた。

「まずは、ゆっくり休むといい。……そうだ。食べ物と飲み物を持ってきてやらねばな。あとは傷の手当てか」

 少年を見守りながら、竜は穏やかに呟いた。

 

 その後、少年は水を飲んで、竜がどこからか持ってきた食料を、我を忘れたようにかきこんでから眠りについた。そして目が覚めたら、なぜかご丁寧に傷の手当てがしてあって、ひらけた空間にそびえている大樹の根元で寝かせられていた。すぐそばに、竜が丸まっている。本当に大きな青い竜だ。確か青い鱗は水の竜だったかと、少年はぼんやり記憶をたどった。

 少し元気を取り戻した少年は、水竜の提案を受け入れることにした。すると、竜はいろいろと状況を教えてくれた。どうやらここは《大森林》と呼ばれる大きな森らしいということを知る。そして――

「ああ、そうだ。私はディルネオという。よろしく、人の子よ」

 ほがらかに名乗った竜を見上げて、少年は唖然とした。ディルネオといえば、『北の大水竜』と名高い温和な竜だ。彼のような家さえない子どもでも、名前を知っているくらい有名な竜だった。殺せとか言って、悪いことしたかなあ、と、そのときはじめて彼は思った。

「おまえの名前は? なんと呼べばいい」

 訊かれて、少年ははっとした。少し口ごもってから答える。

「……トランス」


 それからだった。ディルネオとトランスは、《大森林》の奥地――《聖域》と呼ばれている――で暮らしはじめた。時折、ディルネオの仲間とおぼしき竜がトランスに驚いていたが、彼らもまた、身寄りのない少年を嫌いはしなかった。

 ディルネオは本当にいろいろなことを知っていた。また、忙しそうだった。人間にも竜にも積極的に関わっているからだとトランスが知るのは、彼が長じた後のこと。

 忙しそうではあったのだが、トランスの面倒はよく見てくれた。時折、人の町に出たときにもらってくる謎の骨董品やがらくたを見せてくれたりもしたが、どういう反応をしていいのかわからなかった。ともかく、トランスは水の主竜から、言葉を学び、世界を学び、生きるすべを学んで少しずつ大きくなっていった。

 そして、ちょうど成人するころに、ふらりと《大森林》を出て、ディルネオが人と竜の対立をおさめようとしていたことを知る。そして彼もまた、現状と戦うために武器をとったのである。



     ※

     

     

 トランスは、ため息をついて空を見上げた。

 冬だからか、よけいなものがないからか。濃紺の布地を広げたような夜空に、息をのむほどたくさんの星が瞬いているのがわかる。同じ大陸とはいえ、大都市ノルドパテラではこれほどの星空はおがめない。建物に四角く切り取られた、窮屈な空を見るのがせいいっぱいだった。

「ここに、こんな形で、戻ってくるとはなあ」

 トランスはひとりごちた。

 ここは《大森林》の手前にたたずむ村だ。トランス自身、ここまで出てきたことはないし、おそらく村人も彼のことは知らない。ディルネオは、彼がいることを、気の置けない仲の竜にしか打ち明けなかったらしい。彼も、村の存在は知らなかった。ただ、ディルネオがしょっちゅう人里の食べ物やがらくたや、本なんかを持ってくるから、近くに人のいる村か町があるのだろうとは、察していた。

「もう、帰ってこないだろうと思ってたんだがね。人生ってわかんねえもんだわ」

 呟いて、短剣の鞘を叩く。

《大森林》には、もう立ち入ることすらかなわない。なぜか、森を出たときの彼はそう思っていた。そして……ゼノン山脈の炎竜からディルネオのことを聞いたときは、本当に会えないのだと確信していた。

『竜狩りにあった』。それはすなわち、死を意味すると思いこんでいたのである。

「でもさ。今思うと、あのときのおまえはヒントをくれてたのかねえって、思うよ」

 死んだと決まったわけじゃない。脳裏によみがえった言葉を、胸の内で繰り返して、トランスは振り返った。

「なあ」

 呼びかけた先は、丸太小屋。その壁に寄りかかるようにして、一人の少年が立っている。青みがかった黒髪の、荒々しさと穏やかさが同居したような雰囲気の少年。――いや、正確には、少年の姿をした水竜だ。

 彼はトランスの視線を受けると、曖昧に微笑んだ。

「寝てなかったのかよ」

「……まあな。なんかこう、いろいろよみがえってきて落ちつかなかった」

 今は、ディランという名を持っている彼は、そう言って苦笑する。トランスが「そうかい」と返すと、ディランは彼の隣まできてすとんと座った。

「記憶、戻ってきてるってことか?」

「そう、といえばそうなんだけど。すぐに具体的なことが思い出せるわけじゃないんだ。映像とか、音とか、そんなものが断片的に浮かんでくるばかりで、整理できないうちはうるさくてしかたがない」

「へえ、そういうもんか」

 おどけたふうに返したトランスは、けれどすぐに顔をしかめた。なんとなくばつが悪くなった、というような顔だ。それに対してディランが首をひねる。「どうしかした?」と訊いたディランを見、トランスは頭をかいた。

「いやあね……なんか、どう接したらいいのか、わかんなくてさ」

「――ああ」

 彼の言葉にディランは納得がいったのか、しみじみとうなずいた。

 ディランという名で旅をしてきた彼は、水竜ディルネオが変化へんげした姿だった。それを知ったとき、頭がまっしろになった。ひょっとしたら敵対者かもしれないと疑ってかかり、それでも弟のように見ていた少年が、実は、死んだと思っていた育ての親だったのだから。

「トランスのやりやすい方でいいよ、別に」

 ディランはそう言ったが、トランスは煮え切らない顔のままうなる。わずかな髭を手でなでた。


「悪かった」


 ふいに響いたそんな声に、トランスは目をみはる。間違いなく隣の少年の声だが、やや硬質な雰囲気をまとっていた。振り向けば、彼は両目に憂いをたたえてわずかにうつむいている。かつて、時折ディルネオが見せていた表情そのままだ。

「いきなり、こんなことになって、悪かった。戸惑っただろう」

「い、や」

 トランスはとっさに否定の言葉を口にした。だが、無駄だとわかっていた。ディランは、ゼノン山脈で取り乱した彼を見ているから。

 男は自嘲的に笑う。

「ディルのせいじゃねえ。だからと言って、ほかの誰かが悪いというつもりもないけどな。でも、おまえはせいいっぱい努力したんだ。何も悪かねえさ」

「だが」

「思い詰めすぎだって言ってんだ。相変わらずだなあ、ディル」

 そう言うと、ディランは困ったように顔を伏せる。それを見て、トランスはわざと、ころころ笑った。それに誘われるように、ディランもぎこちない笑みを浮かべる。

「ったく。三十年くらい経ったってのに、おまえはちっとも変わんねえのな」

「そうか。まあ、竜にとって三十年はごく短い時間だ。私の場合、うち十五年は無駄にしているし。

おまえは……老けたな」

「お、言ったな? 俺の三十倍生きてるくせに」

 このっ、とトランスが頭を小突くと、ディランも声を立てて笑う。「悪い悪い」と冗談めかしたふうに返してきた。

 ひとしきり笑ったあと、二人は少しの間、黙って空を見上げていた。が、ふいに、トランスは口を開いた。

「なあ、ディラン」

「うん?」

 ディランはいつもの、少年としての調子で振り向く。トランスはその拍子に――彼の頭に手を置いて、そっとなでた。


「頑張ったな」


 穏やかな笑みをたたえ、男は言った。ディランの目がいっぱいに見開かれる。

 驚き固まっている彼へ、トランスは微笑んだ。

――少しは、うまくいっただろうか。

 あの日、翼で包んでくれた彼のようにはいかないけれど。それでも、彼の正体を知ってから、これだけは伝えたいと思った。包んでやりたいと思った。

 一行の中で、両方の「彼」を知っているのは、自分だけだから。

 ディランはしばらく呆けていたが、やがて、少し目もとを緩めた。

「なんか、そうしてなでられてると、子ども扱いされてる気分だ」

「実際見た目は子どもだろ。あ、それより、年寄り扱いの方がいいか?」

「おまえ……さっきの仕返しか、この」

 ディランは軽くにぎった拳でトランスの胸を小突いたあと、照れくさそうに笑う。

「ありがとう」

 ささやくような声は、けれど、トランスの耳にしっかり届いた。それを聞いて、彼はようやく心から安堵する。

 静寂につつまれた村の一角に、しばらくの間、ささやかな笑い声が響き渡っていた。

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