カクヨムのコンテストに通過するために、手段を選ばない女子高生作家。その彼女に恐怖が襲いかかる……
前作「キンキョウノオト」の続編ですが、今作だけでも充分背筋が凍ります。この時節にいらぬ寒気を感じさせてくれる親切設計、という冗談が吹き飛ばされるほどシャープな恐怖を味わえる物語です。
どこがツボなのか、を見事に押さえられております。いったい誰が犯人なのか、なぜ主人公の悪業を知ることができたのか、を読み手にも追いかけさせ、寸前で裏切る。さらに逃げおうせたかと安堵感を読み手に持たせて、ストンと綱を切る。これがホラーの醍醐味ですよね。
肝心なのは、最後のどんでん返し。決まった! そうきましたか! とラストで読み手に容赦のないゾクリ感を叩きつけてくれます。
ご覧になる前に、出すものはキッチリ出してから、と老婆心ながらお伝えしておきます。
さもないと、私のように……
『キンキョウノォト』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881957404
こちらに引き続き、またギリギリのところを攻めてくるな、という印象です。
それはリアルなのか創作なのか。
ミステリーなのかホラーなのか。
読み方によって、シュールなギャグとさえ読めてしまう。
本当、笑えるのやら笑えないやら、カクヨムギリギリのライン。
おそらく、そんな我々の反応さえ百も承知で作者様は書いていらっしゃるのだろうと察しますが。
勿論、私はちゃんと読んで評価し、レビューも書いてますkら、あれ、nか、ノ……イ、ズ、ががが……