6話 「傭兵30人 VS 獣耳のゴロツキ10人①」

ぶろぐvar

https://suliruku.blogspot.jp/2016/10/630vs10.html



僕は交信術を使って、ホワイトという少女がいる場所を覗いた。そこは村から少し離れた森の中だ。

十歳くらいの活気溢れる女の子が、身の丈を遥かに超える『大剣』を両手に素振りしている。

白い狼耳が特徴的で、白いシャツとショートパンツから露出している引き締まった筋肉が美しい娘だ。

怪力が凄――


「本当に大剣で素振りしている!?お前らの嘘じゃなかったのか!」


『チートなしで怪力だ、わっしょい』

『さぁ、話しかけるのです犬さん。

ホワイトたんは、不良達のリーダーで、犬さんの弟子ですぞ』


怪力少女が、僕の弟子だって?

三歳児に弟子入りなんて……いや、素手で岩を砕ける僕が異常なんだ。

ホワイトという娘も、そういう現場を見て弟子入り志願したのだろう。

今は時間が惜しい。獣娘を虐めている傭兵達を放置すると、犠牲者が増えて大変すぎる。

僕は波長を合わせて、直接、ホワイトの頭の中に話しかけた。


「あのう、ホワイトさん?」


「ん?この声は師匠ではないか?

また遠い所から話しかけておられるのかな?

拙者は何時でも、師匠の所へ嫁入りする準備ができてますぞ。

ホワイトさんではなく、ホワイトと呼び捨てして欲しい」


「お前は三歳児に何を期待しているんだ!?変態か!?」


「なに、年の差は僅かに7歳。

後四年もすれば、師匠の小さな●●コから子種が出るだろう。

拙者は何時でも嫁入りできますぞ」  『銀髪ロリと口調が被っているから、不機嫌ですぞ!』


「僕が七歳児になったら手を出す気満々だ!?」


「師匠のボケとツッコミは中々ですなぁ。

はて……師匠はこういうキャラでしたかな?

下ネタを言ったら、理解できない顔をしていたような……そうか、師匠、分かりました。

今まで理解してない振りをしていた訳ですか。

さすがは師匠。演技力も上手い。今まで見事に騙されました」


「無駄話をしている暇はないんだ!

人手を集めてくれ!

村のあっちこっちで、強姦しまくっている人間どもがいる!」


「拙者は師匠が相手なら、何時でも押し倒される覚悟が満々ですが?」


「話が振り出しに戻りそう!?」


駄目だ、この狼娘。

変態すぎて話にならない。

そう僕が思っていたら――ホワイトは勝手に納得して、とんでもなく勝手に話を終わらせた。


「分かりました師匠。

人手を集めましょう。

不良なら8人くらい集まるでしょう。武器は農具使えば良いですしな」


「人手が足りなさすぎる!?

僕も現場に向かうから、それまで人手を集めて待っていてくれ!

なんか心配になってきた!」


「いやはや、信用がないですなぁ。

拙者は一人で、百人分の戦力として考えてくだされ」


ホワイトは自信満々に小さな胸を反らした。とっても明るいドヤ顔だ。

僕はこの行為をボケだと判断し、ツッコミを入れてあげる事にした。


「えっ!もしかして、飛び道具による飽和攻撃に対処できるのか!?」


「……さすがにそういうシチュエーションは無理ですなぁ。

拙者は剣士ですので、近接戦闘なら負ける自信はないのですが」


「物量にはやっぱり勝てなかった!?

飛び道具がない戦場なんて存在しないよ!?」


「拙者の乙女心が傷つきました。

責任を取って結婚してくだされ」


「なんでこの場面で求愛!?」


【犬さんは変態女に好かれやすい体質スキルを取得した】


無駄にスキル名が長いよ!?

こんな疲れる女にモテまくるスキルなんて要らないよ!


【犬さんはスキルを破棄しました】


『うむ……勿体無い気がするな。

ただでさえ、獣人は子供が産まれ辛いのだからハーレムして子供を増やすべきだと思うのだが……』

『犬さん、一人の損失も出しては駄目ですお。

人口比率から見ても、この程度の戦いで損失を出したら大損ですお』



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★犬さんは変態女に好かれやすい体質スキル


つまり、変態女でハーレムできる。

ただ、それだけ。


今まで取得した技能スキルまとめ + ゴミスキル

http://suliruku.futene.net/Z_saku_Syousetu/Tyouhen/Game_fuu_sukiru/Ginou.html

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(´・ω・`)ハーレムと書いて、パーレムと読む。


(ノ゜ω゜)(ノ゜ω゜)え?なんで?


(´・ω・`)どんな美女も、すぐ飽きて捨てるのがテンプレ


(ノ゜ω゜)(ノ゜ω゜)ひどい!?

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