AM 7:15

作者 つくね

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★★★ Excellent!!!

毎日同じ時間、同じ場所を撮影し続ける老人。そのカメラのフィルムに刻まれた、ある真実が明らかになる。
そのままネットの怖い話に載っていてもおかしくないような、1530字のショートショートです。

淡々と語られていく中でなにが起こるんだろうのワクワク感を高められ、オチでぞぞっと恐怖へ落とされる……
ショートストーリーだからこそ際立つ、すさまじいまでの落差。

そして落ちていく一瞬に垣間見える、人間の激情と闇のリアリティですよ。
この設定、この登場人物、この短文、この著者。
すべてがそろって初めて形となる読感は、見事としか言い様がありません。

ミステリが読みたい人、人間ドラマが読みたい人、筆力の高い著者を探している人、そんなみなさんにぜひご一読いただきたく思います。

(必読!カクヨムで見つけたおすすめ5作品/文=髙橋 剛)

★★★ Excellent!!!

唖然。これは、すげーっ!

物語の主な登場人物は、二人。
写真を撮るのが趣味の老人と、写真屋にやってきた男。

写真を撮るのは、いたって普通。
でも、老人は毎朝同じ時間、同じ場所を撮り続けていた。
そう、毎朝……。

老人の写真に写り込んでいたもの。
何気ない趣味が、背筋を震わせるものになる。


面白かったです! もう、ぞぉおおおっとしました。

★★★ Excellent!!!

朝の景色を写真に撮り、その移り変わりを楽しむのが日課な1人の老人。彼の元に、お礼を言いに1人の男が訪れた所から、少しづつ物語は動き始めます。

老人の撮った数々の思い出により、穏やかで優しい雰囲気に包まれていく空間から続く「結」の部分に待つどんでん返しが見事な短編作品。
長い長い長編作品のプロローグを、主人公とは別の視点から映し出したような、不思議な感覚が味わえるかもしれません……。

★★★ Excellent!!!

ラストには、背筋がゾクッとしました。
てっきりほのぼの系かと思っていたので。
タグにもある通り、ミステリー作品です。

一見、無駄とも思えるようなことも続けることで価値が出るものは世の中にたくさんあると思います。
老人の撮り続けた写真もそのひとつなのだと思いました。
ひとつひとつの写真はその時を切り取った瞬間的なものでも、数が増えれば、それらはビッグデータとなり、私たちに語りかけてくる量も多くなりますね。

★★★ Excellent!!!

背筋がゾクリとして鳥肌が立ちました…。

毎週月曜日、AM7:15の駅の風景が延々と続くアルバム。
めくるだけではひたすら退屈なそのアルバムが、意識をもって辿っていけば、時の流れを感じさせる玉手箱のようなものに感じられる──。

共にアルバムを眺めているような微笑ましい気持ちになっていた私に、最後の展開は衝撃以外の何ものでもありませんでした。
皆さまもぜひ、背筋が凍るほどの衝撃を1500字の短編で味わってみてください。

★★★ Excellent!!!

写真屋の店主である老人の趣味は、月曜日の同時刻、同じ場所の写真を同じアングルでカメラに収めること。

場所は全く同じだが、季節の移り変わり、そこに写る様々な人、いつも見かける顔の成長していく姿など様々な変化を楽しむことができる。背景が全く同じだからこそはっきりと見えてくる変化でもある。

クライマックスのどんでん返しが実に鮮やか。急激に物語の温度が変わります。

★★★ Excellent!!!

微笑ましいご老人の習慣。
他人が見てもご本人ほどの感慨は持てないモノ。

それがある人にとっては……。

ジャンル分けを見ず読み進めると最後に……。

もう何を書いてもネタバレになります。
短編ですので、とにかく読んでみてください。
読後感は……。これも書けません。

短い文字数なのに、小説を読んだ気分、お見事です。

★★★ Excellent!!!

何年も写真をとりつづけ、だれかに褒められるわけでも、役に立つわけでもない。それでも老人は、つねにおのれの傍らにある風景を「人生」として愛でていた。

前半からは想像もつかなかった急転直下。『事件』とは誰の身にも唐突にふりかかるもの。奇妙な道が交錯した瞬間をきりとった、みごとなSSで感動いたしました。

★★★ Excellent!!!

こ、これは、どうレビューすればいいのだろうか。

途中まですごく感動しました!!

と、こんな風にしか言えない僕を、みなさまどうか許して下さい。
こちらの作品、まぎれもないミステリーです。
これだけの情報で読者の方に興味を持って頂けるかは疑問なのですが、もし興味を持って頂けたなら、ぜひ読んでみて下さい!

★★★ Excellent!!!

 定点撮影の意味も分からず、キャッチコピーに惹かれてクリック。もともとミステリーも好きなので、どんな「あっ」と驚く展開になるのかと、期待を胸に読み進めると……。
 
 春夏秋冬時期を問わずに、毎週月曜の朝7時15分に写真を撮り続ける老人が登場。その老人の行動がどんなミステリーをもたらすのか――。

 結末を言うことはできないですが、ちょっとしたホラーです、これは。多分私が彼だったら、背筋がぞっとすると思います。

 短編ということで短時間で楽しめます。皆さまも是非、ご一読を(⌒∇⌒)