第72話車窓から
新幹線に乗る機会が多い。
夕暮れ時に乗り込み、窓側の席に座り、少しぼーっとして 窓の外を眺める。
だんだん、新幹線が進むにつれて空は暗くなり、車窓から見える、あちこちの家や店、工場とかに灯りがともる。
この灯り、それぞれに暮らしがあって、人の思いがある。
そんなことを、思いながらずっと眺めている。
その灯りの下にいる全ての人に、幸せが訪れますように。
珍しく殊勝なことを思う。
新幹線を降りて、ホームを歩くときには、もう自分自身の生活に戻っている。
お土産を待つ家族の顔を思い浮かべたながら・・・
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます