第380話 なぜだろう
文章うまくなりたくて、講座も受けはじめて、それまでやっていた小説SNSへの投稿(有料配信)や仕事を減らしたら、行きたいライブにいけなくなったりしたから、講座をやめて元の鞘に戻ることにしたらしい。
書き捨てるだけの文だから、上達したくてもできない堂々巡りなんだけど、指摘したくてもできないしな。
しかも色々と事情があって音声入力で、口頭筆記なんだよね。
実はさ、口頭筆記って非常に難しくて、やるのは簡単なんだけど、脳が使い慣れた言葉を選びやすいという点と口頭で話すために難しい表現を使いにくいから、どうしても稚拙な文章になってしまうんだよね。
で、急いで書いてるわけだから、校正もほぼできない状態らしい。
書き捨てるってこういうこと。
上達はしない。
その人は一番ラクな方を選んだ。お金が簡単に入る方を選んだ。
一生紙書籍いいなぁ、自分は無理だわって自嘲しながら、自分の書くという行為を消耗させるんだろうかなぁ……
でもそれは自分が選んだ道だから、自重することもおこがましいけど、そのひとは言われても気づかないだろうから、無理なんだと思う。
上手にもならないし、自分の欠点を見つけることもできないし、作品を書き捨てることになるし、目先のお金に惑わされるし、一生他人を羨ましがる。
あがかないといけないときってあると思うよ。お金がある程度無くてもいろんな趣味を我慢してもやるべきときってある。
それができなかったらそこまでだと思っている。
あがかないといけないときはあるんだ。それが自分にとって嫌なことでも。
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