どエルフさん ~仲間殺しの罪を背負って騎士団を辞めた元騎士、奴隷狩りに襲われていたエロい女エルフを助ける。エッチなエルフたちとはじめるきままなハーレム冒険者生活。~
第460話 どエルフさんとメイクアップイアイア
第460話 どエルフさんとメイクアップイアイア
【前回のあらすじ】
メイクアップイアイア。
はたしてセラム〇なのかプリキュ〇なのか。
どちらもたいして知らないんじゃないのか。なんにしても、冒涜的な変身台詞が、夜の海辺に木霊する。
白スク水なんていうウワキツな恰好をしているというのに、これ以上どうなってしまうのかどエルフさん。三百歳エルフだというのに、白スク水とはどういうことなのかどエルフさん。そして、海産物とそれが融合することで、いったいどうなってしまうのか。
夢と希望と長谷川先生への敬意を籠めて、今、彼女が今年の
「これもう本当に、ある日突然消されても文句言えない内容になってきたわね」
――ほんと、ごめんねカクヨムさん☆(割とマジでごめんなさい)
◇ ◇ ◇ ◇
緑色の光が辺りを包み込む。
フラッシュアウト、緑の光により完全に視界を潰された男戦士たち。
そして――。
「な、なに!? いったい何が起こったっていうの!?」
ここまでどエルフ展開においてきぼり、どうしていいかわからずに固まる
元気に!! サザ〇の上に乗る!! エルフの姿が!!
あとなんか、スク水の上から黒いマントを着ていた。
いかにも黒幕でござい、そんな感じの金糸による装飾が施された黒いマントを彼女は着ていた。
それ以外は、たいしていつもと変わらない、いつもの女エルフであった。
「……フッ、フフッ!! フッ!! アハハハ!!」
いや違う。
圧倒的に、キャラクターがいつもと違っている。
そしてその笑い声に、そこはかとない恐怖と狂気と力を感じる。
笑い声と共に滲み出る底が知れないコズミックパワー。それを手に入れて、女エルフはサザエの上に腰かけて、足を組んでいた。なんだかこう、あられもない感じで生足を晒していた。恥ずかしげもなく三百歳エルフの生足をさらけ出していた。
微妙なセルライトが闇夜の中で緑色に揺らめく。
そう、加齢によるセルライトが妙になまめかしく夜空の浜辺に輝く。しかし、それもまたなんというかマニアックなよさがあった。
熟女エルフのよさがあった。ウワキツ力にさらなる深みを与えていた。
「くっ、あんなセルライトを見せつけながらも、余裕の表情を崩さないだなんて!! いったいどうしたっていうんだ、モーラさん!!」
「マニアックな性的嗜好にぶっ刺さりそうな恰好、ポーズ、そして表情をしてやがる!! どうしちまったんだ、モーラの奴は!! ついに、本当のどエルフに覚醒したのか!!」
「そんな!! 自分の中に溢れるウワキツ力に耐えられなくなったのですか!! 自分をしっかり持ってください、モーラさん!! 神を信じるのです!!」
その神に妙な力を与えられたために、こんな感じになってしまっているのだが。
まぁそれはさておいて。女エルフは、フハハ、アハハと、なんだか邪神っぽい、迫真の笑い声をあげて、リングへとサザ〇と共に舞い戻ったのだった。
ふぅん。
ブタさんを見る様な冷たい視線が、
それまでの圧倒的な展開と力の差を全く感じさせずに、少女を見下ろす女エルフの表情には、妙な色気と凄み、なにより余裕があった。
この女、ただマントを羽織ってサザ〇の上に乗っただけではない。
「ふふっ、この内側からジュンジュンと溢れてくるパワー。これが、海母神マーチのパワーという訳ね。痺れるわ、体の芯から震えるわ。こんなパワーを手にしてしまっては――クラスチェンジしない訳にはいかないわね」
「く、クラスチェンジですって!!」
「そう、海母神の力を手に入れて、私のクラスはまた変質したわ。ふふっ、当然よねぇ、
人間じゃないクラスに変質しなくちゃ嘘でしょう。
そう言うが早いか、彼女の影から無数の帯が舞い上がる。
それはそう、まるで触手のようにうねうねと、彼女の周りに立ち揺らめく。潮風に揺れ、月下にはためくその姿。緑色をした、凶悪なそれはみなさんよくご存じのあれである。
そう――ワカメ。
ワカメである。
触手の代わりにわかめである。いや、触手だからわかめなのかである。とにかく、サザ〇さん的にも、FG〇というかF〇te的にも、出て来たらヤバいワカメの触手が、そこにはぬらぬらと漂っていた。
そして、アラスリ女エルフの瞳が緑色に輝く。
「
「……な、なんですって!?」
「やっておしまえなさい、ワカメさん!! さぁ、ここからが本番よ!!」
うねりうねりと、闇の中から這い出るワカメ。それが、
「……嘘でしょ!?」
気が付くと、少女はワカメにその体を戒められていた。
当たり前である。
なぜならそう、
「まさか、そこまで考えての、
「流石ですどエルフさん、さすがです!!」
今週は、少しのおちょくりも嫌味もなく、素直に流石の一言であった。
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