第60話 復活した鬼の頭領

 屋敷の中に通されたわしらは、畳敷きの小部屋へと案内された。

 イグサのにおいが独特な部屋は、この屋敷にしてはずいぶんと小さい。膝をつき合わせてというほど狭小ではないが、六人座ればもう一杯だ。

 だからか、必要最低限の家具しか置かれていない。ちゃぶ台に座布団、申し訳程度に飾られた棚の上の小物などなど。

 庭以外に大して見るものもないなと思い、玉藻に視線を戻す。


「――楓、この者たちに茶菓子を出してやれ。私は先に着替えてくるのじゃ」

「りょーかい」


 そう言って二人して出ていった背を追いかけ、玉藻の生着替えなんかを拝見しに行きたかったが。少し尻を浮かせただけで責め立てる峻烈な視線が飛んできたため、一瞬で腰が砕けてしまった。

 生着替えはまたの機会ということで。

 それから待つこと十分くらい。


「待たせたな」


 崩さずにきっちりと藍と白基調の着物を着込んだ玉藻と、これまたいつもの町娘の格好をした楓が戻ってきた。露出が減ったことによるわしの落胆は計り知れないが、それだけ真面目な話なんだろうということで納得した。

 楓が各々の前に茶と菓子を置き、腰を落ち着けたタイミングで玉藻が切り出す。


「お前たちは、三大妖怪という怪異の存在を知っておるか?」

「いや、知らんな」

「おっさんに同じく」

「私も知りませんわ」

「わたしも聞いたことないかな」


 顔を見合わせ、わしらは互いに知らないと首を振る。

 玉藻は「じゃろうな」と一つ頷き話を進めた。


「このジパングに伝わる大妖怪なのじゃが。それぞれ鬼、狐、天狗の頭領を言う。その内の一つ、鬼の酒呑童子が復活したようなのじゃ」

「鬼……?」


 鬼と聞いて真っ先に思い浮かんだのは、つい先日の関宿の小鬼だな。

 サンダルトラッシュで一撃だったが。未熟な楓の式神と言っても、一応強さなんかは普通の小鬼と変わらないそうなのだ。とすれば、わしは小鬼を楽に倒せる力は持っているということになる。

 ゴブリンに毛の生えた程度の力の小鬼でそうなら、鬼の頭領とやらもそこまでの強さはないだろう。いってもゴブリンキングに毛の生えたくらいか? ならばわしの敵ではないということになる。

 強さを勝手に想像し、余裕ぶって鼻で笑ってみせた。


「ふふん。まさかその酒呑童子とやらを退治してくれ、という話なのか?」

「話が早いの」

「わはは!」


 案の定で笑ってしまう。

 玉藻からは怪訝そうな顔が返ってくる。なぜそんな顔をされているのか理解できんが、ゴブリンキングならなんの障害もない。


「鬼の頭領だか知らんが、わしらの敵ではないから安心するのだ」

「お前は勘違いしてないか?」


 今まさに茶に手を伸ばそうとしていたところ、叱責するような厳しい声音が耳朶を叩いた。

 見返した玉藻の目は強く細められ、迫力に息を呑みそうになるも。わしは湯呑をしっかりと掴みながら目を見つめて、平静に訊ねた。


「勘違いだと?」

「小鬼よりも少し強い程度だろう。そんな甘い考えじゃとお前、死ぬぞ」


 脅かしているとも思えない迫真の表情に、喉が詰まり声が出なくなる。

 返す言葉もなく見つめていると、「ふっ」と突然玉藻は相好を崩した。可愛い。


「といっても、全盛期の頃なら。の話じゃがな」


 言って、玉藻は割れた水晶玉を卓上に置き事の発端を説明した。

 その昔、酒呑童子が暴れ回り民に甚大な被害をもたらしたそうだ。町や村を襲っては人を喰らい、支配地域を拡大しながら力をどんどん身につけていった。

 そんな中。やられてばかりの人々は我慢ならず、一人の剣士に退治を依頼したそうだ。ジパング一の剣術の使い手と呼ばれていた剣士は、当時最高の刀鍛冶が打った刀を用い、これを見事討伐した。切り取った首は鬼の首塚として京の北西、大江山に封印されたらしい。


「じゃが、最近になって封印が解かれたのじゃ」


 玉藻は割れた水晶玉に目をやって続けた。


「この玉はその封印に異常が起きたら知らせてくれるのじゃが。割れる程となるとそうとしか考えられん」

「しかし、一体誰がその封印を解いたのだ?」

「おそらく、焼餅の手の者じゃろうな」


 焼餅……。心の中で呟き不快を眉間に刻んでいると、「そういえば、」とライアが横で発言した。


「前に楓が言ってたな。焼餅の影が蛇みたいだったって話」

「焼餅の正体を、玉藻はどう考えますか?」


 ソフィアの質問に、「ふむ」と玉藻は綺麗な顎に手を添えて言った。


「それはオロチじゃろうな」

「オロチというと、あの七だか八も頭のあるアレか?」

「三大妖怪を知らずにそっちは知っているのか? なんだか私は情けなく思えてくるぞ。とはいっても、ヤマタノオロチの子孫であって、そのものではないと思うがの」

「まあ、昔絵本で読んだだけなのだがな。にしても情けなくなるとはどういう……?」


 つい疑問を口にすると。

 今まで大人しくしていた楓が、痺れを切らしたように前のめる。


「それはねー、お師匠も三大妖怪の一人だからだよ!」

「ほう、三大妖怪の。そいつは凄いな…………って、え?」


 吃驚し玉藻に振り向くと、どこか照れくさそうに狐耳をしごいていた。

 否定をしないということはそういうことなのだろう。

 三大妖怪の内の鬼がとんでもない妖怪で、その三大妖怪の内の狐が玉藻だとすると……。


「ま、まさかお前さん、わしらを喰う気では……?」


 ガクブルと身を震わせながら訊くと、ニタリと笑い犬歯をチラつかせ意味深な表情をする。

 わしなんて喰っても美味しくないぞ! といまにも悲鳴を上げそうになる喉を必死に締めた。女子たちの手前、わしが最初に声を上げるわけにはいかんのだ、勇者だからな!

 変なプライドをやっかみながらも玉藻を凝視していると、「不味そうなお前なんか喰えるか」なんて真顔で切って捨てられた。

 なぜだろうか、少しだけガラスのハートが傷付いたように感じたのは。

 しかし喰われないことには安堵した。

 まあ人間の楓と一緒に暮らしているところからして、そういう妖怪ではないと思ってはいたのだが。念のため訊いたのだ、念のためな!


「まあ私も昔は暴れたりしたものじゃが、いまは守る者もいるからな」


 言いながら、玉藻は楓のことを見つめた。

 その眼差しは親が子に注ぐような、温かく慈愛に満ち満ちたものだった。

「えへへ」と身を捩って照れ笑いする楓。二人の間に、種族を超えた絆を垣間見た気がする。

 わしも微笑ましくなってつい見入っていると、「雰囲気を壊すようで悪いのだけど、」と申し訳なさそうにソフィア。


「玉藻が三大妖怪と呼ばれる強力な妖怪の一人なら、自分で酒呑童子を倒しに行けば良いのでは?」


 玉藻は視線を戻すと、「それは最もな意見じゃな」と一つ頷いた。じゃが、と前置くと「私が行けない理由があるのじゃ」と続ける。


「理由とは?」

「私はこの京に妖怪や魔物どもが入ってこられんよう結界を張っておるからな。おいそれとここを離れるわけにはいかんのじゃ」

「そうだったのだな。どおりで京は平和なわけだ」

「でもそれじゃあ、他の場所の魔物たちが大人しいのはなんでだ? ここまでの間に遭遇したのは、全部楓の用意した粘土とか式神だろ?」


 ライアの指摘は最もだった。たしかに道中、魔物やら妖怪と戦わなかったことは疑問に思うところだ。幸運ではあったがな。

 わしらはどういうわけかと問う視線を投げ、玉藻の返答を待つ。

 玉藻は危惧していることでもあるような重いため息をついた。


「恐らくじゃが、酒呑童子の力が回復するのを待っているのじゃろう」

「力が回復? それと妖怪や魔物が大人しいことがどう関係しているのだ?」

「お前たちは百鬼夜行というものを聞いたことがあるか?」

「またで悪いが、知らんな」


 正直にそう答えると、隣で「ああそれなら知ってるよ」とライア。


「妖怪たちが夜な夜な大行進するっていうアレだろ?」

「そうじゃ。列を成して行進するのじゃが。それを指揮するのが酒呑童子の役目なのじゃ」


 玉藻によると、魑魅魍魎共が大行列を作り、町や村を襲いながら自分たちの領地を広げようと侵略することが目的なのだそうだ。

 酒呑童子はオロチの指示で、妖怪の国を作るため百鬼夜行をしようと画策しているのだという。

 しかしなるほど。ジパングの怪異たちが大人しいのは、その百鬼夜行に備えているからなのか。


「その為には力を取り戻す必要がある。今ごろ手下どもに人攫いをさせ、喰いながらその時を待っている頃じゃろうて……」


 現に、初めは微弱であった酒呑童子の妖力が日増しに強く感じられるようになってきているらしい。放っておけば悲劇がまた繰り返されるじゃろう、とは玉藻の談。

 わしはそれを聞き、危機と焦燥を感じた。


「そいつは早いとこどうにかせねばなるまい。力を付けられると厄介だろうし、人が喰われるとはそれ以前の問題だしな」

「ああ。さっさと行って、鬼の頭領を倒さねえとな」

「そこさえ潰してしまえば、百鬼夜行も止められるでしょうし」

「うん。とりあえず、西の平和を取り戻すのが先決だね」


 皆やる気に満ち溢れている。

 わしはふと、鬼退治をする絵本を思い出した。

 桃から出でた主人公は、勇者だしわしか。あとは犬に猿に鳥……。なんだかどれもパッとせんな。動物関係なく、ライア、ソフィア、クロエに置き換えてみる。

 いやいや、わはは! なんとも華やかではないか! ニヤニヤが止まらんエロい絵本になってしまった。願ったり叶ったりだがな!

 おっと、シリアスな話の最中だというのに口元が綻びそうになる。わしは咳払いで繕いつつ、それはそうと――と訊ねた。


「玉藻の予想ではどうなのだ? 今のその酒呑童子の強さというのは。小鬼で例えるとどれくらいだ?」

「お前は難しいことを聞くな。しかしまあ小鬼云々は置いといてじゃ。酒呑童子はまだ目覚めたばかりじゃから、それほど力も強くない。じゃが、さらに人を喰らえば力も戻り、倒すのも困難になるじゃろう。全盛期の頃のあやつは、力だけなら私でも到底敵わんほどじゃ」


 うむ、分かりづらい。

 しかし鬼は相当な強さで、いまならわしらにもどうにか出来る、ということであることは理解できた。

 わしは訳知り顔で頷く。


「そうか。まあともかく、わしらに任せるのだ。鬼退治は任された!」

「行ってくれるか。……楓に頼んで良かったのじゃ」


 玉藻は安堵したように、そうぽつりと呟いた。

 わしらが本当に信頼に足る人物かどうかを探らせていた。楓から聞かされたそのままの人間であることに、いまさら安心したのだろう。

 わしは微笑を浮かべて、「心配するでない」と先の言葉に重ねた。

 すると、玉藻は急に思い出したように、「あっ」と口にすると――


「そうじゃそうじゃ。そういえば見たところ、お前は剣士じゃろう?」


 とライアの顔を見ながら訊ねた。


「そうだけど。それがどうかしたのか?」

「いやなに。酒呑童子と戦う武器は持っているのか気になっての」


 その問いに、ライアが言葉を飲み込んだ。

 玉藻は小首を傾げて不思議そうな顔をする。


「どうしたのじゃ?」

「それがな。わしらが京に来た理由の一つに、ライアの刀を打ってもらうという目的があるのだ」

「刀を? ということは、いまお前にはまともに鬼とやり合える武器がないということか?」

「少し古いけど、使えるのは雷切だけだな。一応もう一本あるにはあるけど、それは今のクラスじゃ弱すぎて使えない」


 ライアは床に置いていた雷切、そして道具袋から取り出した白鞘の愛刀を座卓に並べた。

 玉藻は雷切を手に取り引き抜くと、途端に稲妻が刀身を走る。それを見て力なく息をつき、そして静かに刀を鞘へ戻した。


「雷切、か。酒呑童子は主に妖力を帯びた酒気と炎雷を操る鬼じゃ。あやつの前では、こいつはただのナマクラと化すじゃろうな。じゃからといって、いまから刀を打ってもらうのではあやつの力を戻す時間をくれてやることになる――」


 玉藻はうーんと唸りながらも、もう一本の刀へ手を伸ばし同じように一息に引き抜いた。「ん? この刃文は、」となにかに気づいたように声をあげる。


「……この刀をどこで手に入れた?」

「そいつは昔出会ったある剣士がくれたんだ。けどそれがどうかしたのか?」

「こいつは初期の頃の安綱の刀じゃ。まだ名刀を生み出す前の修業時代のものじゃな」

「安綱?」

「さっき話したじゃろう。酒呑童子を討つための刀を打った刀鍛冶がいたことを。その刀匠というのが安綱じゃ。まさかこんな古臭い刀がここまで綺麗に保たれているとは思わなんだぞ。刀装はさすがに変えられているがな」


 うむうむと満足げに頷く玉藻の傍らで、ライアは「そうか、そんなに古いのか」と残念そうに呟いた。

 元来の目的として、この刀を打った刀匠にもう一度打ってもらいたいと思っていたのだが。それがどうやら叶いそうにないことに落胆しているのだろう。


「どうしたのじゃ?」

「……一つ聞かせてくれないか。いま京に、これ以上の刀を打てる鍛冶師はいるのか?」


 藁をも掴む思いなのだろう。そこにわずかな希望を見出したいと切な感情が伝わってきた。

 玉藻はその不安げな眼差しを真正面から受け止め――はっきりと首を横に振った。


「……そうか」


 言って項垂れる。これほど汐らしいライアを見たことがない。

 なんだかスケベ心も萎えてしまうなー。なぜかニヤニヤも出来ん。どうしたというのだ、わしは。

 しかし可哀そうに思えてくる。なんとかしてやりたいが、いないものはどうしようもない。

 そこでふと、さっき玉藻が思い出したように声を上げたことが気になった。


「そういえば、玉藻はなぜライアが剣士かどうかを聞いたのだ?」

「ふふっ、そうじゃったそうじゃった。娘、そんなに気を落とすな。別に刀匠がいなくても刀ならあるからの――」


 少し意地悪をしたと、コロコロ笑いながら謝る玉藻。

 楓へ目配せすると、


「楓、童子切をここへ」

「もう、お師匠も少しは動きなよ。足腰弱るよ?」

「また人を年寄り呼ばわりしおって! 失礼なことばかり言うと私を抱かせて寝させてやらないぞッ?!」

「……アタシが抱かせてやってんじゃん」


 呆れながらも立ち上がり、「まったく」と小言をこぼしながら楓は部屋を出て行った。

 しばらくすると、真っ黒な刀袋を持って楓が戻ってくる。

 ぐるぐるに巻かれた紐を解き袋を外し――、そうしてちゃぶ台に三本目として置かれた刀は、その長さがおよそ八十センチほどもある他よりも少し長いものだった。

 艶めく黒鞘、黒い柄に黒い鍔と、総てが黒で統一されている。


「この刀は……」

「抜いてみよ」


 言われ、ライアはそれを手にすると一気に刀を抜き放つ。

 刀身は反りが深く、刃文は小さく乱れ砂が流れるように金の筋が入っている。抜き身の美しさは今まで見てきたどの刀より(といっても二本だが……)美しかった。


「銘を安綱。酒呑童子を切った故事から、童子切安綱と呼ばれている名刀じゃ。こいつもちと古いが、切れ味だけは保証してやろう」

「でも、なんであたしに――」

「酒呑童子をどうにかして欲しいと頼むことを決めた時から、すでに渡そうと思っていた。それ以上に。同じ安綱の、しかもこいつよりも古い刀をこれほど大事に扱う娘じゃからな。お前の手に渡った方が、童子切も喜ぶじゃろうて」

「……いいのか?」

「貸すだけなんてケチ臭いことは言わん。持ってゆけ。そもそも私は刀を使わんし、刀が嫌いなのじゃ。昔突っつかれて虐められたことがあっての。まあ、喰い殺してやったが」


 過去の出来事を笑いながら自慢げに語る玉藻の犬歯が、より一層鋭く見えたのはきっと気のせいだろう。

 背筋が冷えたことも、気づかないことにしておこう。

 チンと刀を鞘へ納めると、ライアはそれを床に横たえ、玉藻に頭を下げた。


「ありがたく頂戴するよ。鬼の件はあたしらが必ず何とかする。だから待っててくれ」

「ああ、お前たちを信じよう。それと楓、」


 急に話を振られた楓は、頬張っていた栗饅頭を急いで茶で流す。


「ん? なにお師匠?」

「首塚まで皆を案内してやれ」

「なんだー、そんなこと。ん、わかったよ。でも大丈夫? またしばらく寝られないよ?」


 寝不足を心配する楓を「ふん」と鼻であしらうと、玉藻はどこから取り出したのかわらじを突き出した。


「韋駄天のわらじじゃ。お前がいつまでも帰ってこんから、七足分も編んでしまったこいつを持ってゆけ」

「さっすがお師匠、用意がいいね!」


 わしらは渡されたわらじを一足ずつ受け取った。

 これは何かと訊ねると、ジパングの中でなら移動速度が三倍になるという、とんでもないアイテムだそうだ。これなら首塚までの往復も、津島港までグリフォンの尾毛で戻ってからの大江戸へも早く着けるというもの。

 至れり尽くせりに痛み入る。


「んじゃあ、さくさくっと鬼退治と行きますか!」

「おおー!」


 威勢のいい楓の声に元気づけられ、そうしてわしらは玉藻の屋敷から出発する。

 どのような相手であれ、わしの優先すべきことは一つ。

 女子を死守する。それだけは念頭に置きつつ、やれることをやるだけだ。

 わしは意思を固めるように、わらじの紐を固く結んだ。

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