tirikへ
「この上がtirikか~」
蓮姫とハルキはコリンズ博士不在の研究所を後にすると、
ブラフトのおじいさんの住む洞窟に戻り、
更に奥深くを目指して歩いていた。
「カムっち、そんなところで
つったってないで早く行くしー!
置いてっちゃうよー!」
「ハルキ、お前は大丈夫なのか?」
「え?何で?」
「何でってそりゃ、
セキツイ人で生きて戻って来た奴らいないってコケのジジイも言ってたじゃないか!」
「アハハ、
カムっちいつも強かってるけど、
本当は怖がりで意気地無しなんだね」
「何だと?
これは……、
私がただ慎重なだけだ。
断じて怖れてなど無いっ!」
「はいはい。
そう言うことにしとくし」
蓮姫達のすぐ頭上には水面があり、
太陽の光が眩しいくらいに射し込んでいた。
「じゃあ行くか……ハルキ」
「もちろんだし!」
こうして、
二人は目を瞑ると
一気に水面の外に顔を出した。
※次回以降、サブタイトルの冒頭に
PXX(Xは数字) がついた回が出てきます。
これらは世界観が同じ別タイトル作品
『心層科学ファンタジー5次元少女』
の伏線を回収するための伏線回(最新話前後のサブタイトルの冒頭にTIPSとある回)
との前後関係を探しやすくする為につけたページ番号です。
まずは当作品 『一劫年の蓮姫~生命40億年のスゴロク』だけを読まれたい方は、
最新話前後にあるTIPS回は読み飛ばして頂いて大丈夫です。
ご不便をおかけしますがよろしくお願いします。
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