僕の町に何があるのか教えてください

作者 SHASHA

60

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★★★ Excellent!!!

沼津といえば、井上靖が青春時代を過ごしたので有名。
しかし、今は段々と寂れていくばかり。
名物の美味しいものは、値が張っていたり、最近有名になったものなどでイマイチ心が動かされない。
「地元の旨いものを食おう」
こんな事を言われてみたかった。
読めば、心が温まり、よだれも出ます。

★★ Very Good!!

沼津が故郷の主人公を、
うらやましく思ってしまいます。

駿河湾の海の幸・・・食べたい。

料理は出てこないのに、
胃袋に刺激受けました。

美味しい深海魚と一緒に
特別な夜がふけていきます。

Good!

‘僕’の動きを追っているだけなのに、さびれた故郷の様子や年老いていく両親の姿、故郷を離れるだろう自分といった共感できる要素が無理なく入っているからか、すっと町の様子が浮かんできました。そして最後。言葉にはなっていなくても、絶対美味しいに違いないし、‘僕’は嬉しいに決まっていると確信できる。構成が見事だと思います。

こういうさり気ない、ささやかな幸せ、と言えそうな日常の一場面を読むと、胸がほっこりしますね。素敵な作品でした。

★★★ Excellent!!!

成人を迎えた男が父親に祝って貰う話です。

冒頭から駿河湾の魅力を語り、最後にその魚を味わう。

そこには成長の物語が書かれなくとも、読者はイメージで保管できます。そのシンプルな文章力にただただ、引き込まれていきます。

最後のオチもグッド! 物語が引き締まり、読後感もよかったです。

次の作品にも期待して、星3つ送らせて頂きます。

★★★ Excellent!!!

沼津について、イマイチな事を書いているようでいて、愛に溢れた作品です。
それは、家族に対しても。

ラストを読んで、やられたと思うと供に、何だかぐっときて、涙腺がじわりとしました。良作です。

★★★ Excellent!!!

その土地の本当の魅力とは、その地に生きる人々が「次世代にも味わってほしい」と思う何かなのではないかと思います。それは、美味しい魚だったり、酒だったり、ちっとも有名でない店だったり…。

故郷は寂れゆくように見え、親は確実に年を取っていく。それでも、親が愛したものを受け継いだ子は、やはり故郷を愛し続けていくのでしょう。静かな地元愛に溢れた作品です。ラストが本当に素敵です!

★★★ Excellent!!!

読んでいて、懐かしい沼津の街並みが蘇りました。仕事で小田原から往復していた時、Suica使えずに面倒くさかった記憶があります。
沼津と言えば深海魚と言うイメージがあり、色々と食べたこともありますが、金目鯛が深海魚とは知りませんでした。

街の紹介と、地元の街での二十歳のお祝い。物語と「地元」感がうまく両立された作品だと思います。まさに「アナタの街の物語」といった感じです。
金目鯛、食べたい…

★★ Very Good!!

その街に根を下ろし、日々を営んでいる方々が、
ふと見せる郷土愛。
年を取ると、そういう感情もわきますが、
若い頃は、逆にそういった地域性に気付かなかったり、
むしろ嫌だったりもします。

でも、何かの節目にそういった愛情に触れると、故郷が愛おしくも思える。

そんな機微に触れた作品です。

★★★ Excellent!!!

ソウルフードなる言葉があるように、誰しも地元でなければ味わえないと思うとっておきがあるものです。
お父さんは、伝えたくてうずうずしてたんじゃないでしょうか。
深海魚博物館は、遠くからも訪れる人が増えているそうで、沼津の再興に期待したいところですね。

★★★ Excellent!!!

寂れていくばかりの地元を寂しく思う主人公と、そんな主人公の地元のお気に入りの良いところを教えてくれる父。


素敵な物語を、どうもありがとうございました!
最後の一言に、ニンマリしました。

地元愛が溢れていて、素敵です。