水木しげる先生の遺したもの―水木しげるの幸せになるための七カ条と境港―

作者 七柱雄一

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★★★ Excellent!!!

水木しげる先生の、人生哲学とも言えるユーモア溢れる七か条と、現代社会への考察を交えた、全日本人、いや、全世界人必読とも言えるエッセイです。人生とは―、幸せとは―、生きるということとは―。考えさせられます、そして、考えすぎずもっと人生を楽しむことこそ、大事なのではないかと気づかされます。水木先生の言葉は、『少年よ、がんばるなかれ』も好きです。ニュースを見ていて暗い気持ちになることが多い昨今ですが、水木先生の言葉が胸にあれば、肩の力が抜けて、幸福に近づけるのではないでしょうか。多くの人に読んでほしいエッセイです。

★★★ Excellent!!!

幸せになるための七か条
どれも心に染み入ります。

クリスマス前に読んだからでしょうか。
世界中の皆がこうして幸せになればいいと願わずにはいられません。

境港の水木しげるロードの話は友達から聞いたことがあります。
あのどこか親しみの持てる妖怪ワールドもこの七か条から生まれているのかと思うと、
また違った想いでそこを訪れることができるかもしれませんね。

★★★ Excellent!!!

もう一周忌でしたか。
時の流れはなんと早く、容赦のないことでしょう。

日本が世界に誇る妖怪博士、水木しげる先生の言葉から現代社会の問題点を読み解いた短編です。

私自身、以前はブラック企業で働いて事があり…心身と人生を破壊されて転職を余儀なくされました。

ゆえに知っています。
そこで働く彼等は…みなが使命感に駆られ、忠誠心に溢れる立派な人間ばかりだと。

しかしながら、休みなしで永遠に働ける人間などいるのでしょうか?
本当に有能で立派な人間は…先手先手で動いて、そもそも休みの取れない状況などに追いやられないのでは…。
ああ、怒らないで下さい。怒らないで下さい!

やっぱり休みが満足にとれていない現在のスケジュールを見ながら私も思います。
水木先生がおっしゃる「怠け者になりなさい」という言葉。
私には「なまけられるぐらい、皆で賢く強くなれ」と言われているような気がしてならんのですよ。

全ては遠き理想郷。私も妖怪になりたい!

★★★ Excellent!!!

筆者は鳥取の方なのか、非常に山陰地方に詳しいです。

僕も出雲大社や鳥取砂丘へはよくいくのですが、地元愛を感じます。
(行ったことがあるかもしれませんが、島根の足立美術館がオススメです!)


水木しげるさんの出身であり、その幸福論、とても共感できる内容です。

この現代社会だからこそ、目に見えない大切なものを失わず、自分の信じた道を進んでいきたいものです。

★★★ Excellent!!!

鬼太郎で有名な水木先生ですが、アニメ版(主に第3期、夢子ちゃんと言ったら伝わる人がいたら同世代か、上のお兄さん、お姉さんか)で育ったおっさんとしては、原作を読んだ時のブラックユーモアさが鮮烈だった覚えがあります。

七柱さんのエッセイは、水木先生の足跡から、生き様、そして現代社会までシフトさせていく、エッセイとしても非常に力強い作品に仕上がっています。

水木先生の『水木サンの幸福論』も読みたくなりましたが、何より今を生きるボクたちの、生き様をストレートに突きつけるエッセイ。熱いですよ、これは!

★★ Very Good!!

水木しげる先生の生い立ちと境港市の関わりを紹介した作品であると同時に、先生の言葉である「幸福の七か条」を元に現代の日本について問いかけている作品です。
私は子供の頃、先生自身の描かれたゲゲゲの鬼太郎(アニメが出たあとなどに他の作者により書き換えられたものではないバージョン)を読んで育ってきたので、この街コン作品で作者さんが感じておられるようなことには本当に共感してしまいます。
生き方を考えさせてくれるような漫画家さんだったと思います。
鳥取に行く際には、ぜひ水木しげるロード、博物館へも立ち寄りたいですね。

★★★ Excellent!!!

水木しげる先生は、鳥取県のご出身だったのですね。。
恥ずかしいのですが、予備知識が何もないまま読ませて頂きました。

『幸福の七ヵ条』
努力より好きのチカラを信じるという箇所に、グッときました!
(苦しみながら努力しても、幸せじゃない気がするので)

第六ヵ条だけは、どこかで聞いたことがあります。
水木先生は信じられないほどの働き者だったため、少しは怠けなさいという意味だったとか。(心にゆとりを持つように)

人と自分を比較しがちな私ですが、この七ヵ条をずっと忘れずにいたいと思います。
こちらの作品を読むことが出来て、本当に良かったです。

★★★ Excellent!!!

水木しげる先生の「幸福の七か条」は、いずれも現代の日本社会において、とても重要なメッセージとなっていると感じました。

また、著者様が小説内で「現代日本社会の不幸の七か条」という表現をお使いになられておりますが、的を射た表現をなされていると感じました。

そして、著者様の郷土愛を感じることもできる内容の小説にもなっております。

まだこちらの小説をご覧になっておられない皆様に是非、お読みになって頂きたいと思わせる内容の小説です。

★★★ Excellent!!!

水木先生は心を大事にする方だった

心が豊かでなければ幸せではないですよね
現代日本は、心が貧しいのでしょう
仕事でなくとも、理解されない時代

だからこそ、水木先生の願いが叶う時代が来てほしいとボク、思います

ああ、鬼太郎ワールドに住みたい
昼間は寝床でぐーぐーぐーしたい
夜は墓場で……運動会は遠慮します

一度はのんびりと堪能しに行きたいです
先生の想いを肌で実感してみたいと思うのです
きっと澄んでいて、気持ちのいい風を感じられることでしょう

★★ Very Good!!

変化球目線で光を当てているのは境港に限りません。水木先生にもです。鬼太郎は殆ど出てきません。ですが、寧ろ作者のアプローチ法の方が、水木先生をグッと浮き彫りにしています。改めて7ヶ条を読み直すと、至言だと思いますね。
さて、鬼太郎を通じて私は、幽霊は怖いけど、妖怪は怖くないと体得しました。万物に精霊が宿るというアミニズムの精神を、鬼太郎を通じて培ったように思います。
お隣の島根県出雲は、神無月に神々が集まる場所。島根県人や鳥取県人の知合いはいませんが、少数派を否定しない、お互いを認め合う優しい人が、やっぱり多いのでしょうか。
星の数は、短編には星MAX2つが信条だからです。

★★★ Excellent!!!

読んでいて思わず泣きそうになりました。
今の僕が幸福ではないという証なのかもしれません。

特に五~七条は心に染み渡ってきました。
目に見えない世界を信じるだなんて、すごく素敵ですよね。
水木しげる先生だからこその考え方だと思います。

この七カ条を知ることができてよかった。
水木しげる先生ありがとう。
そして著者様と街コンに感謝です。

★★★ Excellent!!!

街の魅力はもとより、街に残された水木先生の精神を感じ取れるような魅力的な作品です。
水木先生の残した幸せになるための7カ条と、それと逆行するような現代社会。できればこの街を訪れ、その空気を吸い、一度立ち止まって周りを見回したくなる、そんな気持ちにさせる作品です。
そしてこの作品を読めば、みんなそれぞれ思うところが出てくるでしょう。自分はこうだ、とか、周りはこうだ、とか。こうしたいとか、できないとか。そういう事を引き出してくれる作品です。
ぜひ読んでみてほしい作品でした。

★★ Very Good!!


鳥取県境港市の紹介。

水木しげる先生に絡めて紹介することで、市の魅力を一層引き立てています。

それから、水木先生の言葉を現代日本に照らし合わせて考えることで、現在の日本の問題点や今後の理想とすべき指針について言及している、街に留まらないマクロな視点を持つ作品になっています。

僕自身は島根県からはかなり遠い地域に在住しており、一度も行ったことがないのですが、この作品を読んでいつか島根に行ってみたいと思いました。

★★★ Excellent!!!

この短いエッセイの中に、ゲゲゲこと水木しげる氏の――人生、歴史、思いなどがしっかりと込められています! 

『幸福の七カ条』については、存在は知ってはいたものの、これまでしっかりと頭から読んだことはなかったので、その素晴らしさや温かさに心を打たれました。本当に多くの会社で社訓となるに相応しい内容だと思います。

そして、七か条だけでなく、水木しげる氏の生い立ちから『水木しげるロード』のある鳥取県境港市のことまで詳しく書かれています。

『水木しげるロード』を一度歩いてみたいと思わせる、本当に素晴らしいエッセイでした! ありがとうございます

★★★ Excellent!!!

 水木しげる先生といえば『げげげの鬼太郎』を書いていたということしかしらない、にわかファンですらない者ですが、興味があって読んでみました。

 幸福の七か条、いいですね。特に第三条の『他人との比較ではない、あくまで自分の楽しさを追及すべし』なんて、今の私の執筆スタイルを言っているかのよう(笑

『水木しげるロード』、『水木しげる博物館』など、水木しげる先生って本当に愛されていたんだなぁって思いますよね。
 
 最後に、忙しない日本人には水木しげる先生が書いた『水木さんの幸福論』を読んでもらって気持ちを楽にしてもらいたいものですね。

★★★ Excellent!!!

どの世代の子供たちにも人気のあるマンガキャラクターのひとつに、ゲゲゲの鬼太郎があげられます。今作は、その生みの親である水木しげるさんを通して、鳥取県境港市を紹介されております。
それに、現在日本社会の現状を絡めて警告(というほど固い言いかたでは、ありません)を発せられております。ただ単なる街の紹介ではないのです。

今の日本の在り方を憂い、ではどうすれば良いのか。それを知名度の高い水木しげるさんを起用し、まつわる街を紹介しつつ提案をされておられるのが本作です。

本当の幸せって、なんでしょう。街の紹介と合わせて読まれれば、違う角度からまた考えることができるのではないでしょうか。

★★ Very Good!!

「ゲゲゲの」って普通思いつきませんよね。
ゲゲゲって擬声語っぽいから、正しくは「ゲゲゲな」になるはずなのですが、そのズレというか、外し方が最高にクール。
真似できません、このセンスは。

もともとが闘争心の塊で、それゆえ様々なことのモチベーションを高く保てているため第一条にだけは同意しかねますが、あとは全部納得です。
やはり水木先生は偉大ですね。
現代社会の抱える闇へ面白い角度からメスを入れた一作です。

★★★ Excellent!!!

水木しげる先生の「幸福の七か条」は筆者がおっしゃる通り現在の日本社会が忘れたもの、否、それは悪いことなのだと物心ついた頃から教えられてきました。
常に人と競争し、他人と比較され、苦しい思いをしながら、
それでも、とにかく努力一辺倒の生き方で怠けず真面目にやりなさい。そうすれば幸せになれます。
……ぼくは、割と真面目に生きてきたつもりですが幸せなのか?

水木しげる先生の言葉は最初は抵抗感があります。そこで自分のなかに言い訳を探そうとする。やがて迷ううちに「先生のおっしゃる通りだよな」と気づく。

もしもまだ間に合うなら、これから先は「幸せの七か条」を頭の隅に置いて生きてみたいと思います。

★★★ Excellent!!!

エッセイやノンフィクションをあまり読まないのですが、とても読みやすかったです。
水木しげる先生については素晴らしい先生であるとしか言いようがありません。あの七か条を信念にして生きていらっしゃったと思うと、振り返ってみて自分にはそれが出来ていないなと気づかされました。この言葉を知っただけでも大きかったです。
水木しげるロード。機会があったら訪れてみたいと思います。