07/07/12:10――朝霧芽衣・学校生活の醍醐味

 一泊してすぐ帰らそうとしたのにも関わらず、翌日になってみれば観光がしたい、などと言い出したエッダシッド教授をどうにか説得しようと、鷺城とタッグを組んで言いくるめようとしたものの、どういうわけか言葉が届かない。仕方なく、私はアキラ大佐に連絡を入れて待ち合わせをして、教授を引き合わせ、どうにかしてくれと頼んだのにも関わらず、どうにもならず、こうなったら次の手だと昼食まではふらふらと移動して時間を潰し、転寝うたたねじゅくへ顔合わせを済ませつつ、教授をどうにかしてくれることを願っていたのだが、どうにもならず、私は学校を休んで一日中付き合わされ、空港で見送った私と鷺城はきっと五キロ以上痩せたんじゃないかという顔を突き合わせ、日付が変わるまで一緒に飲んだ。

 その翌日はさすがに登校したが、あまり乗り気でなかったのは確かだ。朝のうちに八割方提出されたレポートを読みながら午前中を終えようとしたところ、ちょうど昼前の授業が担任のもので、十分ほど早く終ったのを好機と思って立ち上がる。

「――諸君、すまんが私に少し時間をくれ」

 この頃にはだいぶ回復していた私は、担任を押しのけるように教壇に立つ。手元にはレポートの束だ。

「まず、全員が早くの提出をしたことを喜ばしく思う。しかしだ、諸君はまだ自己評価と他人が下す評価の区別がついていない。その点を指摘しよう。いいか、自身を客観視して評価するのならば、それは他人の評価と同一であると知れ――と言っても、まずピンとこないだろう」

 うんうんと頷く担任を横目にして見渡すが、理解できていると胸を張って言える生徒はいなさそうだった。

「たとえば――そうだな、田宮と岸本」

 私は二人の名を呼んだあと、手元のレポートに視線を落とす振りをしつつ、右手を上げて人差し指を立て、それを僅かに右側へ移動させながら下ろす。それと同時に、再び顔を上げた。

「岸本、お前の長所はそこだ。今、私の指が動いたことに関しての考察を、軽く十個以上は思い浮かんだだろう?」

「え、っと……数えてないけど、そのくらいは」

「そうだ。これは私の授業内容が刺激を与えた形になるが――同時に短所がそこに潜んでいる。いいか? お前は十個以上の想像、いわば選択肢を一つの行動から発想することができるが、それを今、絞り込んで決定づけることを忘れていた。お前はどの選択があるのかと睨むばかりで、それを決定していない。選んでいない。他人である私がわかることが、自己評価であるはずのレポートに記されていないのは、どういうわけか少し考えろ」

「……うん」

「そして田宮、お前は逆だ。私が指を出した瞬間に、お前は私の行為が視線誘導の一種だと結論づけて、指だけではなく私全体を視認するよう視界を広げた。けれど、もしかしたらと指が動くに連れて、違う想像をめぐらせたな」

「なんか癪だけど、その通りだな」

「うむ。これもまたレポートにはない。いいか諸君、結果だけを見て、そこから選び取るなら誰でもできる。結果を見たのならば、どうしてその結果なのかを深く考えろ。自問自答でも、他人の見解でもいい、その参考を念頭にして道筋を作ったら、逆の視点から更に考えて深めろ。――担任殿もな」

「うう……厳しいお言葉です」

「つまりレポートは再提出だ、全員に返却する……が、サーヴィスをしておいた。各自、返却された用紙の一番上に、アドレスが書かれているのを確認してアクセスしてみろ。そこには各自の評価を、私を含めた三名がそれぞれ、違う見地で出している。忘れてはならないのは、その評価は、お前たち個人を見知らぬ他人が、あくまでも提出していた用紙を元にして出したものだ。落ち込むもよし、糧にするもよし。好きにしろ。また再提出のレポートは、自分が書き直しの必要なしと判断したのなら、そのまま提出して構わんぞ。私は今以上の評価をするつもりがないからな。ただし、それは自分の出した結果だと、自分で受け止めろよ。――以上だ、すまんな時間を使った」

 ばらばらと受け取りにくる生徒へレポートを返却して、軽く肩を竦めてみせると、担任はいえいえと軽く手を横に振った。

「事前に教えてくれましたからー。お蔭で寝不足です……」

「ははは、担任殿のサーバを使うのだから、さすがに事前連絡くらいする。これだけの情報があれば、人物考課表の一つは簡単に作れるだろう」

「それもそうですが、なによりも面白いですよー。評価から、朝霧さんや――ええと、ほかのお二人の人物を探るのが。いえいえ、探るというか、誘導されてる感じと、探られるのを前提とした防衛措置とでもいいましょうか……ええもう、なんだか複雑なパズルをやっているみたいです」

「そこまで読み取られるのならば、担任殿も大したものだ。多くの人間は一つの結論に至って、それに囚われがちだからな――と、昼食の時間か。私は生徒会室に用事がある、話はまた今度だ」

「はい、是非しましょう」

「うむ」

 レポートを返し終えた私は自分の机から食事を手に取ると、それをポケットへ。どこに行くんだと田宮に言われ、生徒会室だと答えると、どういうわけか田宮もついてきた。

「学園の訓練には、ついて行けるようになったか」

「――おう。それなりに運動もしてたし、ようやく周囲のレベルに追い付いて特別メニューがなくなったところ。朝霧の授業と違って、結果がわかりやすいからな、面白いぜ――もう嫌だと、何度も思うけど」

「ふむ。……明日、私も様子を見にいくつもりだ。いろいろ考えた結果、私が育てられるのは四人まで。いうなれば課外授業的なものになるが――田宮、参加するか?」

「――頼む」

「即答か」

「ラルさんから話を聞いたよ。俺が目指すところがなんなのか、それを決めるのは俺だが、だったら朝霧の訓練を受けることに、ラルさんは賛成だと言ってた。俺は随分世話になってるし……今は、朝霧の言葉よりラルさんを信じられる。そういうことだ」

「ははは、あの女は意趣返しにどんなことを吹き込むかと期待していたが、至極全うな返しだな。ほかの三人が何を望むかにもよるが、戦場に出して生還できるくらいの技術は叩きこんでやろう」

「おう、そりゃいいな。けど――いいか?」

「なんだ」

「どうして、そんなことをやろうってんだよ」

「理由か。私に向いているのは知っていたし、ようやく足枷が外れた身なのでな。私の後継者は育成できんが、一握りの人間であっても、育ててやりたいとは以前から思っていた。それを実行するまでだ」

「ふうん……」

 よくわかんねえ、なんて返答に笑う。わからないだろう、まだ教わる側の田宮にとってはそれこそ、想像の範疇でしかない。

 自分の成長には、後継者や教え子が必要なこともあるなんて、それこそ経験でしかわからないことだ。

 生徒会室に入ると、先にきていた茅(ちがや)が僅かに身を強張らせた。足元から躰を這うようにして伝わる殺意を受け止めつつ、ひらひらと手を振ってやると、すぐに霧散するようにして消える。

「――なんだ、くるなら一言欲しかったよ芽衣」

「将来のことを考えて付き合っている相手なら、連絡くらいするが? 私の来訪くらい予想しておけ茅。それと、田宮がいるのを忘れてやるな」

「おっと、だったら悪かったと謝罪すべきかもしれないね、田宮さん」

「え、あ……いや、いい、大丈夫だ。びびったけどな……茅って、朝霧の知り合いなのか?」

「知り合い? ――ああ、まあ、そうなるのかもね。戦場で敵として逢ってから、僕の狙いは芽衣を殺すことだ。恨みじゃない、役目でもない、言いかえれば目標みたいなものさ」

「初耳だぜ。兎仔とこちゃんの話は聞いてたけど……あ、寝てるじゃねえか、兎仔ちゃん」

「ふむ。兎仔にとってこの場は、それなりに気が休まるようだな。まあ兎仔の場合、寝ぼけている方が恐ろしいのを、私はよく知っているが。ところで生徒会長はどうした、あの馬鹿は」

「馬鹿って言うなよ! 俺の憧れの花刀かたなさんに向かって! っつーか同じ寮だとか聞いたぜ、なんて羨ましい」

「お前の趣味など、どうでもいい。茅、飲み物のサーヴィスはあるか?」

「あるよ。アミノ酸とブドウ糖、どっちにする?」

「ではアミノ酸で頼む。どうした田宮、座れ。目的は同じだろう」

「俺なにも言ってねえし」

「なんだ、今日の放課後に発表されるテスト結果の張り出しの情報を、先に掴んでおこうという考えじゃなかったのか? ちなみに私は花刀と一つ賭けをしていたな、どちらが上かはっきりさせる――というものだ。ま、やる前からそんなものは明確だが」

「そりゃそうなんだろうけど……なんつーか朝霧って、すげーな」

「ようやく私の片鱗を掴めたようで何よりだ。――ああ、きたか花刀」

「げ、なんで芽衣が……」

「俺! 俺もいるよ花刀さん!」

「あーうん、そうね、いるね田宮くん。はいはい。茅? なんだ、お茶淹れてたの。芽衣なんか客扱いしなくていいのに……」

「つまり私は身内にカウントされる、と」

「そうじゃないわよ」

 冷たい目で見られるが、しかし、田宮の扱いが軽いな。まあ、いつものことなんだろう。

「で、なんだい花刀さん」

「試験結果の張り出し。二学年はいつものように任せるけど、いいわね?」

「ああなんだ、そのこと。いいよ問題ない。個人成績と学年成績の二つ、掲示板への張り出しね」

「お願い。で、兎仔に一年を頼みたいんだけど――いつから寝てるの、この子は」

「僕がきた時にはもう寝ていたから知らないね」

「なんだ、起こせばいいだろう」

「兎仔、寝起きが悪いから。寝足りないからって、どっかすぐ消えちゃうし」

「兎仔ちゃんって、猫みたいだよな。いつも、ふらっと消え……おい、どうした朝霧。めっちゃ複雑な百面相してるぞ?」

「いや、猫に反応してな……ちょっと嫌なことがあったんだ、気にするな」

 ブロック栄養食の空箱を手にした私は、肘と手首を使って寝ている兎仔の頭部を狙って投擲する。直線ではあるものの、直撃間際に攻撃の〝意図〟をぶつけてやれば、兎仔は行動を起こす。

 まるで目覚めていたかのように躰を起こして物体を回避、その時点では既に射線を確認していて対象を視認――した瞬間には手にしていたシグが黒色の銃口を私へと向ける。絞られた引き金は九割、対象が私であることを〝理解〟した時には遅く、派手な音が鳴った。マズルフラッシュに驚いた田宮が椅子から転げ落ち、撃つ直前に距離を取った茅を前に、私は微動だにせずゼリー状の補給食を飲み干して、弾丸そのものを眼前で解体してやった。

「い――っ、おい!」

「も、申し訳ありません朝霧中尉殿!」

 格納倉庫ガレージへ拳銃をしまった兎仔は直立して声を上げたかと思うと、まずはワンピースの両肩を外し、おもむろに上着に手をかけた。

「ちょっ、兎仔なにしてんの!」

「うるせー花刀! 間違いとはいえ朝霧さんに発砲しちまったら、宣戦布告だと勘違いされる前に脱ぐしかねーだろ!」

「ははは、変わらんなあ。涙目の兎仔を見ると懐かしい気分になる」

「呑気に言ってないで芽衣も止めなさいよ!」

「チップの用意もしてあったんだが、残念だ。落ち着け兎仔、私が狙って演出した場だ。なにも要求はしないし、そもそも元上官を相手に、そこまで気遣うな」

「は――ありがとうございます」

「いいから着て、ねえ着てよ兎仔、いいから……」

「へいへい……」

「……え、なに、マジでびびったんだけど俺。え、今の挨拶かなんかか?」

「ふむ――これはあれだな、拳銃の扱いから教えた方が良さそうだ」

 落ち着いたら座れと、兎仔に手で示し、座ったところで余ったぶんのブロック栄養食を一つ放り投げて渡す。

「兎仔、改めて確認しておくが、鷺城の訓練を受けたそうだな」

「ええまあ……朝霧さんの話も、最近になって聞きました。あたしらは一期生で、二期生はコイツも含め、そこそこやってますよ」

「へえ。その話、僕は初耳になるかな。芽衣はどういった関係だ?」

「似たようなものだ。帰国してそうそうに、私も鷺城と訓練をしたからな。田宮、私がほうほうの体で、午後から授業に出た日があっただろう」

「あー、あったなあ。登校二日目くらいで、鷹丘(たかおか)みてえにいなくなったんじゃねえかと、ちょい心配になったあれだ」

「似たようなものねえ。そうだとしても、僕と兎仔では大きな差があるし、一緒にされたくはないと言うべきなのかな」

「――馬鹿」

 吐き捨てるように言って、受け取った食料を口にした兎仔が茅を睨む。

「一緒にしないでくれ、と言えクソッタレ。てめーは鷺城の血を見たことがあるのか?」

「はは、まさか」

「なんだ、まだその程度か。安心しろ、ちゃんとあいつも赤色だ。鷺城も育てるなら、もっと徹底すれば良かろう。これでは日本の教育と同じだ、教壇に立つだけで先生と呼ばれて恩師になる。――くだらんことだ」

 兎仔が呆れた吐息を落とす音が妙に響く。茅がそれをどう受け取ろうと構わないと思って、私はお茶にアミノ酸を投入しつつ、花刀を見る。

「で、私はこうして一足先に結果を聞きにきたわけだが」

「やっぱり……だったら面倒事起こさないで、まず最初にそれを言ってよ」

「面倒など起こしたか?」

「……あれ? そういや、硝煙の匂いも空薬莢もねえな」

「音も室内から出ないように処理してある。さて、証拠がないな。つまり私を責める言葉は場違いだと判断できる。貴様、どういうつもりだ?」

「なんで私が責められるのよ……ご飯食べよ」

「では答えろ花刀。三学年の試験結果、五教科での一番上にある名前と点数を、堂堂と発表してもらおうじゃないか。最後にごめんなさいとつければ、なお良いぞ。それが嫌なら、お前の成績を発表するといい。その際には、負けましたと言え」

「ぐぬぬ……」

「朝霧、九十分の時間だったのに三十分で終わらせてたよな……? 景子ちゃんから聞いたけどあれ、試験問題に対する評価っつーか、感想みたいなのも書いてたんだろ。俺らなんて、二教科ぶんやるから、マジでぎりぎりだったのに」

「思考時間の短縮は、私の授業で教えただろう? 長時間における熟考、短時間における即応、その二つを繰り返せば己の思考時間が見えてくる。あとは出力する問題だ。学校の試験くらいなら、それだけで充分だ。ほかにも、集中の持続なども課題として挙げられるが、それはあまりにも使う状況が限定的過ぎる」

「どういう生き方してんだよ……」

「こういう生き方、としか答えられんな。で? 花刀、そろそろ答えてもらおうか」

「……朝霧芽衣、四九八点ごめんなさい」

「で? どうなんだ花刀。貴様、私が人間らしさの演出で二点ばかりの猶予をやったのだが?」

「け、結果論じゃない、そんなの」

「花刀さん、残念だとは思うけれど、十二組の総合結果を聞く限り、芽衣は全問正解しているよ。教員側のツテで仕入れたから間違いはないさ」

「ああ……俺、隣の席だから話してたけど、返ってくる試験用紙が全問正解ばっかで、正直見るの飽きたくらいだもんな。ほかの連中も、四教科以降はもう諦めて、ああそうだよねーって空気だったし」

「小学校レベルの算数で満点を取れない高校生は、まずいないだろうと、そう伝えたのが悪かったんだろうな……」

 悪かったというか、トドメになったというか。まあそれも二日も前の話だ。

「そうだ茅、明日の午前中に学園へ行くが、貴様もどうだ」

「どういう風の吹き回しかな?」

「なあに、私の同僚を見ておくのも悪くはないと、そう思ってな。どうせすぐに切るから、今の内だぞ」

「だったら、癪だけれどご一緒しようか。けれどまさか、学園の視察がまだってわけじゃないんだろう?」

「学園で軍式訓練をしてるのは耳に入っているだろう。田宮を含めた四名を、私の預かりにしようという試みがあってな。ついでだ茅、どう思う」

「僕は芽衣に育成者としての資質があるかどうかまで、知らないからね。知らないといえば、芽衣のことで知っていることの方が少ない」

「そういえば、そうだったな。まあいいか……途中で捨てられないのは承知の上だが、成果が出ないのならば切り捨てるだけの冷たさもある。田宮には悪いが、暇潰しにはもってこいだ」

「あいよ。……で? そうだよ花刀さん! 付き合ってくれ!」

「また今度」

「うーっす……。じゃなくて、十二組どうだったんよ。情報を持ち帰って、まだ話さないぜと言いながら、にやにや笑いたいんだよ俺は!」

「ほう、なんだ田宮、見どころがあるな。良い趣味をしているじゃないか」

「ぐっ……く、そ、なんか朝霧にそうやって同意されると、複雑な気分だぜ……」

「で? 実際にはどうなんだ、花刀。担任殿には、私の点数は除外しておくようにと伝えておいたが」

「五教科合計点数の平均、八十九点。十二組がトップで公表だよ」

「ナイス茅!」

「お蔭で酒井先生の職員室での評判……というか、立場はまた小さくなるね」

「あれはこれ以上の被害はないだろう。それに、私が授業をした影響もあると――今回は言い訳が立つと、一応担任殿には伝えてあるしな。教員たちも馬鹿ではない、担任殿が口にせずとも、それとなく理解するだろう。これこそ結果論だし、影響があるとは思えないが」

「努力が報われるってのも、いいことだなあ。……ん、放課後はテンション上がりそうだから、教員側への手配を今のうちにしとくか」

「ちなみに次は何を考えている?」

「俺としちゃ、夏休み後の文化祭と体育祭あたりだな」

「であれば、私もそれとなく協力してやろうではないか」

「止めて。お願いだから止めて。今から私の頭を痛くしないで」

「花刀はもう諦めとけよー」

「兎仔! 暢気に言ってないで、あんたは放課後、一年の結果を張りだし! いいわね!」

「へいへい……」

 はは、なんというか、これも学校生活の醍醐味というやつなのだろう。昨日のことをすっかり忘れられて、私の気分は実に上上だ。


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