「くふ」という奇妙な笑い方が、だんだん癖になってきます

入れ替わった自分のカバン。見慣れない中身に面食らっていると、さらに驚くことが待っていました。自分のカバンを持っていたのは、小説投稿サイトでエッセイを書いていた榊アイだったのです。

「天然すぎ」「あざとい」なんて言葉では言い表せない、宇宙人のようなアイさん。彼女の気まぐれに、八雲くんも読者も翻弄されていきます。

一緒に小説を書こう、とアイさんは言います。読み専の八雲くんにとって、コラボの誘いがどれほど大変か、アイさんが理解しているのか疑いたくなってしまいます。しかし、そんな突拍子のない誘いが、八雲くんとアイさんを大きく変えていくのです。

趣味も性格も作風も違う二人は、小説を完結させることができるのでしょうか。
不思議ちゃんや振り回され系男子が好きな方に、特におすすめしたい作品です。

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