進捗07:学会に行こう

私たちは、学会会場にやってきました。

今回の会場は、ホテルをまるまる貸し切って行われる学会です。

学会の発表は、ホテルの会議室のような場所を利用し、それぞれの分野によって会場が別れます。

例えば、データマイニングなら会議室A、レコメンデーションであれば会議室B、データベース/オプティマイゼーションなら会議室C…

そういった具合です!

そして何より――


和奈「おお~!コーヒー飲み放題、お菓子食べ放題!!」


各会場の前に、コーヒーと簡単な茶菓子がおいてあり、食べ放題なのです!

(※学会によります)


呉羽「……高い参加費払った分、元を取らねば……!」


和奈「……呉羽~……意地汚いぞ~……?」


呉羽「もごもごごごご、もごごご、もごごごごご!!」


和奈「に、日本語でおけ……」


呉羽はどんどんお菓子を頬張っていく。


悠里「……はぁ~……でも、コーヒー飲み放題はいいですね!」


和奈「だね~……って、呉羽?どうしたの!?」


呉羽「……何で……何でコーヒーは飲み放題なのに、紅茶がないの……!?」


和奈「あ、呉羽は紅茶派か……」


呉羽「……私のこの口の中の甘さを、程よく中和してくれる紅茶が……紅茶がほしい!!」


和奈「……なんとワガママな……」


悠里「あ、呉羽!会場の中に、あるみたいよ?」


呉羽「やった!ダージリンダージリン!」


呉羽は一直線に会場の中にはいっていく。

続いて私達も会場に入る。


和奈「……おお~」


会場には、長机がたくさん並べられており、その長机の両脇の床には電源タップが並べられている。


和奈「視聴しながらPCを充電しつつ、それでメモを取る感じかな?」


悠里「そのようですね!いろいろ勉強になりそうです!」


和奈「悠里、さすが!意識高い!!」


悠里「……その前に、私達の発表を終わらせないとね……」


和奈「うっ……確かに……」


悠里「まあでも、全員初日のファーストセッションだから良かったじゃないですか!残りはゆっくり聴講できますよ!」


呉羽「……え?帰れるんじゃないの?」


悠里「……や、そんなわけないじゃない……」


呉羽「……マジか……暫くゲームできない……」


悠里「あんたね……」


和奈「ま、まあとにかく!発表の会場で準備しましょ!」


悠里「そうね」



………………………

………………

………

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