第17話
「え~なにこれ・・・なんかかなりやばいんだが」
「あー一応生まれ変わったからといってステータスは変わらないですね・・・」
本当にな。これ普通に俺負けるんじゃね?つか、なんで俺勝てたんだろ?
でも前のステータスと少し違うところがある。まず、隠蔽だ。ステータスを偽装なんてしなくていいからなかったのだが、これは神のおまけでつけてくれたそうだ。そして、問題がこれなんだよ。
部分獣化
モデルとなっている獣に体の一部を変化させることができる。その際、その部分だけステータス2倍。
だってよ。ツーことはなんですか。腕を獣化させたら40000の力で吹き飛ばされるのかい。怖いわ!
「ふふ、でも、これで私も主様を守れますね!」
フンスと気合十分になったタウ。うん、かわいい。でも、これじゃあ、俺の立場ねえ・・・何?異世界でもこんな扱いなの、俺。
「た、タウが十分に戦えることはわかりましたねっ!で、でもハルオミ様のステータスも上がっているはずですよ!」
少しへこんでいるとアストレアが慰めてくれた。そうだよな!よし、俺のも確認するか!
「ステータスオープン!・・・おお!!」
ステータスを開いた俺は少しうれしくなった。なぜなら、
名前:ハルオミ レベル50
職業:ハイウィザード(神)(仮) 剣士 魔法剣士
力:1350
器用:1000(ハイウィザード完全取得まであと9000)
耐久:2000
敏捷:2500
魔力:2000(ハイウィザード完全取得まであと8000)
魔耐:1200(ハイウィザード完全取得まであと8800)
スキル:鑑定改 レベル4 経験値増加 レベル4 言語理解 レベル4
鑑定弱 レベル4 経験値増加弱 レベル6 隠蔽 レベル5
神々の加護弱 レベル5 魔法[全属性]弱レベル20
複合魔法弱 レベル20 回復魔法弱 レベル15 付加魔法弱 レベル15
神聖魔法弱 レベル11 空間魔法弱 レベル20 無詠唱弱 レベル12
魔力回復上昇弱 レベル20 魔力操作弱 レベル25 隠密弱 レベル10
俊足レベル20 剣技 レベル12 魔法付加[剣]レベル10
「おお!レベル50いったあああ」
しかも鑑定改、経験値増加、言語理解がレベル4!他のもめちゃくちゃ上がってる!そういえば鑑定改ってレベルアップするとどんな感じになるんだ?
そう思い、俺が鑑定改のテキストを確認すると次のように書いてあった。
鑑定改 レベル4
普通の鑑定同様に見た相手のステータスが事細かにわかるようになる。また、改となっているのは見た相手の職業をステータスによって自分自身に複製することができる。
ただし、一度見た職業は十分なステータスになるまで蓄積することができる。その際には(仮)とつき、スキルは劣化版が使用できる。
同時に四人まで使用できる。
おおー!最初にはなかった人数指定がある!つまり1人ずつ見なくてもいいようになったのか!
「やばい、すごく嬉しいわ」
「それだけ頑張ってきたってことですね。これなら大丈夫そうですね」
「え!ということは!」
「はい、怪我が治ったら森から出発しましょう」
「よっしゃー!」
ついにこの時がきたー!とうとう異世界生活+色んな職業にあえる!
楽しみだ!
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