海へ行こうよ

作者 夏野けい

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★★★ Excellent!!!

「映画みたい」まさにそうだと思う。
二人が歩きながら感じる潮の香りやふと触れ合う指。
ドキドキするのは唐突な展開だけではない。人物たちの空気感が伝わってこそだと思う。
自然に寄り添える、一緒にいられる。そんな二人の雰囲気にきゅんときました。

あらすじに惹かれて読み始めました。
「最後の夏」という気になるワード。
物語の中に散りばめられた気になる会話。
やがて淡々と語られる事実。

旅を通じて二人が感じたことをあなたも一緒に。

★★★ Excellent!!!

地球に小惑星が衝突する為に、人類は地下シェルターへの移住が決定した世界。空の下で過ごす最後の夏。SF系だと思いきや、学生カップルの青春ものでした。イチャイチャ、ラブラブみたいな甘ったるさはそれほど無いものの、二人がどれだけお互いを思い合っているのかがよくわかります。

派手な見せ場は無いものの、身近にありそうな夏の一瞬一瞬が大事に書かれていて自然に読み進めてしまいました。穏やかな、それでいて切ないお話。色々と考えさせられる素敵なお話でした。

★★★ Excellent!!!

最新話 風車までのレビューになります
この物語の最大の魅力は、その雰囲気にあります。近い未来に小惑星が衝突、人々は地下シェルターに移住を余儀なくされます。ですがそれはあくまで舞台設定で、地上の光景がもうすぐ見えなくなる寂寥感を背景に、高校生の二人が海を見に行く物語となっています。すこしSFのような、ノスタルジーを感じさせるような、この空間の描写がとても見事だと思います。
さらにその中を、日常からちょっとだけ外れて旅に出る二人の様子が夕暮れ前のように暖かく、寂しく伝わってきます。とてもリアルに感じられる二人の会話が、とても心地よく流れていきます。
まさに「永遠の一瞬」を切り取ろうとするような作品です。
まだ連載中ですのでお早めにお読みください。

★★★ Excellent!!!

私はこの作者様の紡ぐ文章が大好きです。
感覚的なことなので上手く言えませんが、淡々と紡がれる言葉は滑らかで、けれども心にぐっとくるものがあって、とても爽やかで瑞々しい雰囲気があります。

10/14 最新話まで読み終えてのレビューとなります。
小惑星が地球に衝突するために、まもなく全世界が地下シェルターに移住を余儀なくされるという大変重い設定なのですが、重苦しさや危機感を感じさせず、刹那的な夏の風景を求めて高校生カップルが海をめざすというストーリーになっています。
爽やかだけれど、暑さに息苦しさを覚える夏の雰囲気。
イチャイチャ甘々ではないけれど、しっかりとお互いの想いを寄せ合っている二人の空気。
無駄なく紡がれる言葉の中に、そういった一瞬一瞬のきらめきを感じさせてくれます。

この二人がめざす海にはどのような景色が広がっているのか。
この夏が終わったら、二人にはどんな世界が待っているのか。
楽しみに追わせていただきたいと思います。
皆さまにぜひおすすめしたい作品です。