やぶれかぶれ


日常は満員電車で押し潰されて

自堕落の自覚はあれど

刹那に生きることもできず

もう明日は来ない

今日を繰り返すだけ


人生に意味を問う

そんな分かりきった徒労に身をやつし

自分を納得させるには

自分を圧し殺すしかないのだ


やぶれかぶれの人生に

吹く風はいつだって向かい風

多くを望んでないからこそ

多くのものを失うのだ

明日を投げ捨て

自分を棄てて

ただ生きている


やぶれかぶれに生きている

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