補遺・夜鳥羽式アセンブルとは

 はじめに。

 ぶっちゃけ分かってないことばかりなので描写とかみ合わなかったり矛盾がでてる描写があるかもしれないが勢いおぶ勢いなので細かいことは気にしないでくれると助かります、すまねぇ設定厨ではないんだ。すまねぇ人間ドラマすきで機動戦士見てた人間なんだ許してくれ。



 夜鳥羽諸島で扱われるアセンは二種類のアセンが存在する。

 一つは工業用重機などの設計を基盤とした量産を可能とする紅錬海グレンカイ産アセンブル。

 もう一つは旧時代の遺物にして遺産、再生産不可となった漆黒海シッコクカイ産アセンブル。

 各自二種の鎧と武器、有人による稼働を想定した兵装であることには変わりないが一部武装の共有が不可など様々な違いがある。



漆黒海シッコクカイ産アセンブル。

 ヒガサ調音と呼ばれる音波によって駆動する人型駆動兵器。その総称。

 基本的なことはごく一般的に想像される人型式兵器と変わりないが、漆黒海産の場合物理的な攻撃以外に特殊な攻撃方と防御機構が存在する。

 接触を行った敵勢存在に対し、その都度攻撃性を持つウィルス……情報を送り込む。いわゆるハッキングである。

 これにより相手がいかなる物理防御性能を持っていようが、駆動に必要ない情報を破裂するまで送り込むことで内側から強制停止させることができる。

 メモリが対応しきれずフォルダが開けなくなるのと似たようなものである。

 ちなみに情報過多によって強制停止を受けることを【オーバーフロー:情報氾濫】、情報攻撃を受けていること【フロー】と呼ぶ。

 

 フローに対抗するため各自アセンブルには基礎システムの中に情報の送り込みを防ぐための防御壁、ファイアウォールのようなものが存在しこれを逐一補強、更新すること。それがアセン乗りとして戦う以上避けられない義務である。

 防御壁は基本的に【スカーラ/防諜壁】と呼ばれ、これはフローを家を浸水する水に例えたもので。何段まで水/フローに沈んだかを把握する……と昔は使われていたが今は「何段」というよりかは「何枚」だとか好き勝手に言われている。


 このフロー、厄介なことに「物理的攻撃を受けたという情報」までも情報攻撃として通用するため内部と精神を繋げて戦うアンカーの場合実際のダメージが精神ダメージとして直通する。

 だがフローは自身にも加護をもたらし、怒りや勇猛、衝動を情報に変換しアセンブルの情報を書き換え、限界をも超えた力を発揮させる。乗り手にもっとも適した形でシステムを効率化させることが出来る。

 そのためアンカーが手繰るアセンブルはどれも一点物であり各自にとっての一級品である。

 漆黒海産と呼ばれる理由については、主にこういった機体が深海から発掘されるものなので単純にそのまんまである。


紅錬海グレンカイ産アセンブル

 紅錬式とも呼ばれる量産品。いわゆる普通の重機の延長線にある機体群。

 これらはいわゆる自動車や電車などと変わりなく、アンカーではなくとも動かすことが出来る汎用機体。

 フローによる攻撃やスカーラも搭載されているため違いはあまりないが、比べてみれば若干フロー耐性が低くスカーラの搭載数も少ない。だがゴーストを相手にするならば何も問題はないレベルである。

 そしてフローによる搭乗者への直接攻撃がほぼないため、内部攻撃に対して特攻も持たないが弱点も持たない。

 

 傭兵の中でも紅錬海産アセンはサブアセンとして持つものが多く、フローに特化した変異ゴーストを討伐する際はこちらのほうが有為であると認識されている。

 

 紅錬海と呼ばれる理由はこれまた単純で鋼と同じく錬鉄の炉から生まれたからである。分かりやすいはいいことだ。


*情報戦に対する補遺。

 実際のところ、フローを意識して戦っているアセン乗りは少ない。そもそもの話フローと物理攻撃は重なって発動しているため、区別する必要もそうそうないのである。

 スカーラに関しても同じくゲームでいうHP管理と似たものなので、意識してスカーラ管理をしているものはいなかった。

 ……ある年までは。

 SENTを経由し物理攻撃を介さずスカーラを傷つける特殊兵装を持つ個体が現れたその年から一気に環境が代わり、アセン乗りの多くがスカーラ管理を見直すことになったのは言うまでもない。空気だったステータスがいきなり主要ステータスになったようなものである。

 世界は変わらずとも、環境は変わっていく。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます