フルスクランブル/アセンブル

Namako

◇Episode案内

 真実は、賽子のようなもの。


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 星歴6004年、宇宙は戦火の傷跡により荒れ果てていた。

 征厄戦において残った傷跡は今も人々を苦しめ、とある惑星は死に、とあるコロニーは地球に墜ち、人々は自らが殺してしまったことも知らずに救世主の再来を未だに待ち続けていた。

 さておき、海の水位上昇によって地上の八割が水に飲み込まれたアースの末端、夜鳥羽海域には今日も今日とて警報が響き渡る。 

 海を駆るは人型機動兵器アセンブル、それを手繰るはアンカーと呼ばれる傭兵たち。

 さらには海の底からやってくる搭乗者不明の機体、眠りについたはずの英雄機のコールサインに無人機の群れは嵐のように日常を壊していく。

 機体の数だけの傭兵と、傭兵の数だけの物語。

  

 貴方の望む物語はないかもしれないが、彼らが望んだ日常は此処に確かにあると保障しよう。


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 この作品は中編連作という形をとっているため各EP間での時系列が前後したりすっとんだりそもそもがIFの話も含みます、基本的にそのEP内で話が完結するように調整していますが基本設定は大体『EP0』に捻じ込まれている以外に露出が少ないので、(結末はどうであれ)EP0からの開始をおすすめします。


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Episode0.遺骸の昔話とレヴィア・スカル 【完結済】

 ごく普通の人生だったはずだ。

 海の水位上昇によって地上の八割が水に飲み込まれたアースの末端、夜鳥羽海域から少し内陸の泊木区にて、ごく普通の少年・黒田弥平は昨日17歳の誕生日を迎えた。それでもたいして変わらない日常、ちょっとした波乱はあったがごく普通の人生だったはずだ。

 学校終わりの昼下がり、唐突な地鳴り、鳴り響く警報──人災ゴーストの襲撃は、奇しくも少年の日常を丸ごと奪い去った。

 名前と、存在と、居場所と過去を、すべてを奪われた少年に遺されたのは「自らを呼んだ人型機動兵器・BBc/A レヴィア・スカル」とわずかな遺留品だけだった。

 少年にとっては0の、傭兵にとっては0にも満たないはじまりの小節。


 失った家路と死ぬか変わるかの二択を迫る、少年はそうして傭兵となった。 GO》》https://kakuyomu.jp/works/1177354054881770260/episodes/1177354054882840491


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Episode1.カラドリウスの失恋話     【完結済】

 初夏、ごく普通の海底探査依頼に欠伸をしていたネモと愛機カラドリウス、こんな依頼余裕だと思っていたら突発海流で押し流されてしまった。

 しかもその先で出会ったのは深海をさまよう大型潜水艦!?

 明らかに人間じゃねえ船長はともかく、船員の女の子に一目惚れしてしまったアンカー:ネモは潜水艦の護衛を買って出るのだが……この船とんでもない秘密があるようでなんか周囲の企業がお祭り騒ぎだ!?

 夏と海と少年期を失った青年は、たった一人で防衛戦に挑む。


 深海と潜水艦と謎が正気を抉る、恋多き傭兵の災難な七日間。

GO》》https://kakuyomu.jp/works/1177354054881770260/episodes/1177354054883082007


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Episode2. コード・ゼロ       【完結済】

 帰投の歌姫をさざ波に聞きながら、アンカー:ブラックは哨戒任務の最中に過去を思い出す。もう年数も思い出せない過去、ブラックは大陸の戦火の中にいた。

 自らを語ることを良しとしない傭兵の過去を封じたまま、彼にとっての最終局面へと『物語』は突き進む。

 そうしてもう一人、名前を失った亡霊は生前の因縁を最悪の形で打ち払うことになることも知らずに人世の淵へと足をかけていた。

 彼にとっての最善であったとしても、誰かにとっての最悪でもあったはずの最終節。


 戦火と兵士の生涯は、深海深く葬られた真実のひとかけら。

GO》》https://kakuyomu.jp/works/1177354054881770260/episodes/1177354054884001216


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Episode3.黎明の残花と散華する正義 【進行凍結】。

 夜鳥羽海域保安隊、本夜鳥羽支部。

 支部長ルル=ジャッカは今日も今日とて民間を守るヒーローとして街に降りかかるゴーストの群れを蹴散らしていく。そんなこんなの昼下がり、彼の元に本部からある作戦が言い渡される。

 「新たに発掘されたスーパーコンピューターの移送護衛」という無茶振りに、新たに支部に加わる新人シロ・ハルミと最前線支部のメンバーは命懸けの護送に挑むことになるのだが……。

 まともから見た狂気の淵。助けたいものは二つ、救うべきは一つ。

 

 悔恨は誰かが開くことで初めて絶たれるはずだ、あるべきはずの正義はそうして散華する。

GO》》



Episode4.アビスの呼応 【進行凍結】【整合性修復中】。

 冬季の夜鳥羽諸島、本来なら誰も彼もが大人しくするはずの季節に奇妙なことに【異変】が起こる。

 島全体を覆う音、繋がらないネットワーク、意識を失う島民たち……これは異常だ。流石に寝てどうにかなる話じゃないとアンカーたちが動き出す。

 一方、深夜のガレージでマーセが出会ったのは、特殊なアセンと契約した「島守のアンカー」だった。「島守」はこの閉ざされた海域を護るため、深海域の怪物「リュウグウノツカイ」討伐に挑むと語るが……。

 

 語られるはずがない非日常の断片。夜鳥羽、その島はかつて廃棄場と呼ばれていた。



EpisodeX.パッチワークの鴉たち。

 特に何でもない短編集。ロボが出ない話もあるかもしれない。




Episode◆.◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


 ──To be continued!

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