第32話 何気ない休日の筈が…… (7)

「(おいおい、頼朝。そんなに固いことは言うなよ。お前の許嫁である義仲の言う通りで、お前達二人は、人ではなく永遠に近い命を持つダークエルフなのだから、年齢など気にしないで義仲と二人で仲良くラブホテル『HOTEL夢のある国』と入店──。入室して彼女を昇天させてやれよ……。そうすれば義仲がお前を桃源郷へと誘ってくれるから)」


 と、頼朝少年へと甘い言葉で誘ってくるのだよ。


 だから頼朝少年は自身の顔と鼻の下を伸ばして──。


「(そ、そうなのかなぁ~? 義仲は俺に優しく尽くし、奉公をしてくれるのかなぁ~?)」


 と、悪魔の囁きに対して彼は問いかける。


「(あああ、あれ程ラブホテル『HOTEL夢のある国』に彼女は行きたがっているのだから頼朝。お前に対してあんな事やこんな事……。それどころか? 玩具も使用させてくれるかもしれんぞ? だから連れていってやれ、義仲を! そうして昇天させてやれよ。男だろう。お前は?)」


 悪魔の囁きは、こんな甘い言葉を彼に囁いては誘惑をする。


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