第219話「モンゲの好きなもの」

小学校5、6年の時は、良く男友達のモンゲと遊んだ。モンゲは車が好きで、しょっちゅう車の話しをしていた。当時、僕は車の仕組みには興味があったのだが、車種に興味はなく、ワゴン車もスポーツカーも「車」で、だから、走っている車の車種なんて全く分からなかったのだった。


モンゲは中でも「スカイライン」が好きだったなあ。よくモンゲが作ったプラモデルを見せられたものだった。が……何がいいのか、さっぱり分からなかった!


そうそう、モンゲは映画も好きだった。モンゲの家で、良く映画のビデオを見た。「ターミネーター」を、日曜日に3回続けて見たのを覚えている。あと記憶にあるのは……


柴田恭平主演の「チンピラ」と、ジャッキーチェン主演の「プロジェクトA」。

「ガンダムⅠ~Ⅲ」、菊池桃子主演「パンツの穴」。

薬師丸ひろ子主演「セーラー服と機関銃」……


などなど当時の流行の映画を見たものだった。

ああ!書いていて分かった。この時の体験から、僕は映画好きになっていったんだなあ~。


そうそう、モンゲにはお姉さんがいた。確か2人だったと思う。上のお姉さんには彼氏がいて、自衛隊員だった。それも、吹奏楽だ!モンゲは、そのお兄さんを慕っていた。それで、モンゲは中学に入るとお兄さんの影響から吹奏楽に入ったのだ。(で、モンゲに誘われて僕も吹奏楽に入ったのだ。まあ、すぐに辞めてしまったが!ちなみにやったのはトロンボーンとトランペットだった)


でも、この体験のお陰で、僕の中の音楽への垣根が下がったのだろう。僕は大人になってから、ギターやフルートを始めた。それも、なんの気なしに(笑)!

フルートは、柳葉敏郎出演の映画「ダウンタウンヒーローズ」を見て、フルートのシーンがあり、その日のうちに買ってしまったのだった!(7万だったかな?)


小学時代を書いていると、この時代のこの出来事が、ここにつながるのかと気付かされて面白い。

自分では、まだまだ自覚していない事は、多々あるのだろうなあ~。つながるのが楽しみだ。今回は、ほとんど小学時代の話ではないが、たまにはいいかな!?


おしまい



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