第12話 遅くなりましたが
馬車が止まると外からドアが開けられ、先に降りたゼロの父が差し出してくれた手に掴まり、アリアスは馬車を降りた。
前には侯爵家。見上げた屋敷の外観を見て、その身分を改めて認識した。
ここが、ゼロが過ごした家。
「ようこそ」
ゼロの父の言葉と共に迎え入れられたのは、人の手で開かれた扉の先。
玄関として広がる場には、出迎える人がいた。執事のような装いの一人の男性を筆頭とした数名がいずれも深いお辞儀で帰って来た主人を迎える。
「お帰りなさいませ、旦那様。お客様でございますか?」
「ゼロの結婚相手を一足先に招待した」
「ゼロ様の――ようこそいらっしゃいました」
主が連れる人物に気がついた男性に、深くお辞儀されアリアスも軽く礼を返す。貴族の屋敷に立ち入るのは初めてだ。どう振る舞えばいいのか。ゼロと共に来る予定だったから、余計に心もとない感じがした。
「ゼロ様のお姿が確認できませんが、どこにいらっしゃるのでしょうか?」
「さあ、どこだろうな。まだ城かもしれない」
「……無断でございますか」
「無断ではない」
「そのお言葉を信用させて頂きます」
「時間には限りがある。今の内に『娘』とじっくり話さなければ。ははは、娘、良い響きだ」
あくまでの自分のペースで、声を出して笑ったクレイグはアリアスを振り向く。
「さてと、領地であれば広い庭があるのだが……とりあえずは応接間に移ろうか」
そう言って屋敷の中を導き始めようとしたクレイグが見ていない方から、慌ただしく走ってくる人がいた。
「何事だ、騒がしい」
「申し訳ありません。ですが、旦那様に至急お伝えしなければと思いまして」
執事が注意し、それに対してやって来た男性がクレイグに一礼する。服装が、外に行っていて戻ってきたばかりだと連想させるものだ。
クレイグは男性の耳打ちを受け、「……分かった」と頷いた。
「アリアス、私はここで待ち構えておく用事が出来てしまった」
「待ち構え……? は、はい」
「よって、誰か他に……ランセはどこにいる」
「ランセ様は少し前に旦那様を探しておられたのですが、急ぎの用ではないとのことでしたので、お帰りになったときに知らせを向かわせる手筈にしておりました。いらっしゃるやもしれません」
名前を聞いて、アリアスは「あ」と思った。そうだった。ゼロの実家に来るということは、彼の家族がいることを示す。
しまった。しまったと言うのも変だが、悩んでいた事は他にもあったのだ。その一つが――
「父上」
新たにその場に通った声は、聞いた日はとうに一年以上も前になるが、この屋敷に来てからは唯一聞いたことがあった声であった。
声を追ったのか、先にそちらを見たクレイグの視線を追ったのか、アリアスは声の持ち主の姿を見つけた。
「ランセ、ちょうどいいところに来たな」
「ちょうど良いところって何。それより、出かけるなら――」
奥にある二階に繋がる階段から現れたのは、灰色の髪をした青年。階段を降りまともにこちらに視線をやった瞬間、声が途切れ、アリアスと目が合った水色の混じる灰色の目が大きく見開かれた。
「お前、何でここに」
足も止まり、それきり言葉を失ったランセは瞬きも止めてアリアスを凝視していた。その目はまさに、幻でも見ているかのよう。
「ランセ様、『お前』とは
全ての動きを止めたランセに嗜めるように声をかけたのは、彼の後ろについていた同じ年頃に見える人だ。ランセの従者かその類いの人だろう。
一方、注意されたランセは僅かに動きを取り戻した。
「え、いや、違う」
「どこが違うのですか?」
「いやそういう意味の違うじゃなくて、どうして」
どうして、ともう一度言ったランセがまた見たのはアリアス。彼の調子が崩れてしまった全ての原因はアリアスであろう。今も、再び見た先に間違いなくアリアスがいることに幻でも見抜くがごとき目をしている。
「アリアスが、ここにいるんだ」
幻ではなく、現実だと認めざるを得なかったらしい。やがて絞り出した声音は即座には理解出来ない事態への問いを作った。
アリアスはというと、視線が自分に向けられているとは当然分かっていたけれど、まず何を言うべきか考えていた。アリアスの方も、今日は不測の事態が続いて今に至っているのだ。もう少し心の準備をする時間が欲しかった。
一人は日常に非日常でも混ざった顔をし、その問いを向けられたもう片方は懸命にあれこれ考える。
ある種の膠着状態とも言える状態をすんなりと破ったのは、ここにアリアス一人を連れて来た人だった。
「ああ、ランセと同じ歳か。魔法学園で同級生だったということになるのか、失念していた」
「アリアスがどうしてここに、父上と?」
「この子はゼロの結婚相手だ。連れて帰って来るらしいと言っていただろう。まあ連れて来たのは私になったが」
「は?」
父親と同じ目の色をした目が一対、今度は父親を凝視したかと思えば、また即座にアリアスに移る。
たぶん今、ランセの頭の中は中々のものになっている。答えをもらったはいいが、予想外の答えすぎたと言ったところか。
案の定、辛うじて答えの表面は掬ったランセは呆然と呟きを落とす。
「アリアス、が?」
アリアスは曖昧に微笑んでみせた。明かす手間は省けたのだけれど……。
――あなたのお兄さんと、結婚することになりました。
*
クレイグはどうも用事があるようなので、案内されて場所を移り、アリアスはとある一室に向かう。
ランセも一緒である。ただし父親に「知り合いなら尚更良し。私は少しやることが出来てしまったからしばらくアリアスのことを頼んだぞ、ランセ」と言われてやって来たランセは、部屋に至るまでの廊下を歩いている間一言も発さなかった。
黙々と歩き部屋の前に来たのだが、彼は開かれた扉の先の部屋に入ろうとはしなかった。
「先に入っておいてくれ」
「ランセ様、お客様を放っておかれるおつもりですか?」
「さっき聞いたことを事実として処理する努力をしているんだ。邪魔するな」
背を向けようとするランセを咎めたのは、やはりランセのお付きの男性だ。
「どのような事情かは分かりかねますが、そのようなことをされるあなたではないでしょう」
「すみません、良いですか……?」
静かにだが言い合う主従の様子に、堪らずアリアスは呼びかけてしまう。
二人の目がアリアスに向く。
「私のことは気にしないでください」
もう顔には出ていないが、ランセの言葉の端々に覗くのは事情を飲み込みかねているものだ。その気持ちは分かる気がして、無理はしてもらいたくなかった。
「……中には入る」
「え」
しかし少しの沈黙の後にランセがぽつりと言ったのは先ほどとは反対のこと。
「でも、しばらく放っておいてくれ」
「……はい」
刺々しさがちらつく口調に、アリアスは居たたまれない。
実際にさっさと部屋に入って行ったランセの後にアリアスは部屋に入る。中にはテーブルも椅子もあるのにランセが向かったのは壁際だったが、アリアスは動じた様子のない男性に誘導されてテーブルの方についた。
ということで、この家の次男が壁に向かって立っている傍ら、アリアスはテーブルについているなどという異様な光景が出来上がってしまった。
前には紅茶が淹れられたが、のんびり寛ぐことが出来るはずもない。ちらちらとランセの方を見てしまう。
「主が失礼致します」
「いいえ……私が原因なので」
「いいえ。どのような理由があれど失礼は失礼ですので。壁際のあれはお気になさらず」
にっこりと主のフォローをせずに切り捨てた男性にアリアスは容赦の無さを感じた。
「あれ」って。
「先に名乗るべきでした。私、ランセ様の従者のクロード=アーレンスと申します」
「私も失礼しました。アリアス=コーネルと申します」
ランセの従者は挨拶のために立ち上がったアリアスを「どうぞお座りになったままで」と恐縮した。
こうして接されるのは慣れないと思いながらも、アリアスは座り直した。
「主があれですので、失礼ですが僭越ながら私がしばらくお話のお相手を勤めさせて頂いてもよろしいでしょうか?」
この人、この変な空気と状況を和らげようとしてくれているのかもしれない。
「気を使わせてしまい、すみません。私は大丈夫です」
「いえ」
原因はアリアスでしかない。申し訳なさが積もっていくもので謝ると、ランセの従者は首を振り否定した。それも、気のせいでなければ礼儀で否定しているのではないという風に。
「本音を言わせて頂きますと、ぜひランセ様のかつてのご学友の方にお話をお伺いしたいのです」
「話を?」
「ランセ様の学園でのご様子をぜひお聞きしたく。大変失礼ですが、よろしければお願いできないかと……」
思いがけないお願いに、アリアスは瞬く。
ランセの学園での様子の話。遠慮がちな男性。お安い御用だ。アリアスは断る理由もないので、引き受ける。
「私は学園に二年足らずしかいなかったのですが、それでも良ければ」
「十分でございます」
「えぇと、どんなことをお話しすればいいでしょうか?」
「――何話そうとしてるんだよ!」
アリアスが首を傾げ、すんなり話をしようとしたら、少し離れた位置から声が飛んできた。
見ると、壁に向かって立っていたランセが振り向いていた。すっかり、ランセの方はしばらくそっとしておこうと話に意識を向けていたアリアスはびっくりしたが、ランセの従者はにっこりと主に笑いかける。
「おや、ランセ様はごゆっくり『処理』をしていて下さっても良いのですよ? 私は滅多にない機会が得られましたので、可能な限り私が拝見出来ずランセ様が大して教えても下さらなかった空白の時間を埋めたいのです」
「休みに帰って来たときに話しただろ」
「最低限にしか教えてくださらなかったではありませんか。それに、卒業するとぱったりと口を閉じてしまわれた」
「卒業した後にいつまでも話すことじゃない」
「聞くことができたお話はきっと半分の時間の分にも及んでいませんでしたから、私はお聞きしたいのですよ」
分が悪いと端から見ているアリアスが感じた通り、折れたのはランセだった。
「もういい」
壁際にいた彼は首を振って、壁から離れてテーブルを挟んでアリアスの向かい側の椅子に座った。すかさず紅茶が淹れられ置かれると、ランセの従者は一礼してさっとランセの後ろに下がった。
ここに来て初めてまともに向き合って、目が合う。ランセはこほんと何かを誤魔化すように咳をした。
「久しぶりだな」
今さらの挨拶のような気もするが、今までその類いの挨拶が出てくる雰囲気ではなかった。久しぶりなのは事実なので、正しい。
「学園を卒業して以来だから、一年振りくらいだね」
「そうだな。学園以来だ……」
そこで早くもアリアスが窺う前方のランセとは目が合わなくなった。学園では見たことがないので、珍しく、俯き気味で紅茶を睨んでいるように見えた。
ほんのりと湯気が揺らめく時間が、「結婚って」と聞こえた。ランセが顔を上げて、再び目が合った。世間話の他愛もない話を素知らぬふりでするのは止めた、吹っ切れたような表情。
「いつから。……いや、卒業するときもそうだけど、学園で何度か何か言おうとしてたよな」
「うん」
「それは、今回のことに関係することだったのか」
うん、とアリアスはもう一度認めた。いつからゼロと、ランセの兄と結婚に至るような関係にあったのか。
「言った方がいいのか、言わない方がいいのか分からなくて」
「……言えよ……」
こんなに力ない声は初めて聞いた。ランセはちょっと恨みがましそうな目になった。
「おれがどれだけ驚いたか……驚いてるか分かるか」
「ごめんなさい」
「頭は下げなくていい。……おれも、その、さっききつい言い方して放って置くなんていうことをしたのは悪かった」
しばらく放っておいてくれと刺々しさ感じる様子で言ったことを気にしているらしい。視線を逸らしつつ、ランセは謝罪を口にした。
「ううん、それは本当に私のせいだと思うから」
突然で驚いただろう。
「それで、本当なんだろうな。結婚、って」
「うん」
まだ僅かに飲み込めていない部分、というか現実味が出て来ていないようだ。確認されたアリアスは心持ち姿勢を正してから、真っ直ぐにランセを見て口を開いた。
「ランセくん、改めて、私はランセくんのお兄さんと結婚することになりました」
今度はちゃんと、自分の口ではっきりと言った。全部、本当なのだと。
アリアスの言葉を聞いたランセは、もう目に見える動揺はせずに普段通りに見える目でアリアスを見返した。
「……おれが驚いているのは、二つ」
「二つ?」
「一つはアリアスが結婚相手だっていうこと。もう一つは、あの人が結婚相手を連れて帰って来ることは父上から聞いていたけど、――あの人が結婚するっていうこと」
あの人、とランセが弟らしくない言い方で示したのはゼロだ。出会ったばかりのときに自嘲混じりにランセは言っていた。兄という言葉が出てくるほどの関係にないのだと。
「あの人が結婚するとは、思ってなかったんだ」
小さく、息を吐く音。
「そうか……アリアスが」
ランセは目を閉じて、全てを整理しているようだった。しばらく、ランセが瞼を上げるまで今日何度目かの静けさが生まれた。
「こういうとき、何て言えばいいんだ。おめでとう?」
「じゃあ、私はありがとう?」
「じゃあって何だよ」
ランセは微かに鼻で笑った。学園で見ていたような調子が戻ってきた、かと思いきやすぐにため息をつく。
「調子狂うな……」
「混乱させてごめんなさい」
「違う。それはもういい」
頭を振り、一旦仕切り直すかのようにランセはティーカップに手をつけた。
自然に紅茶を飲むその仕草には気品が漂う。
学園で共に学び、過ごす中で生徒同士必要以上に格式張った礼儀はなかった。しかし伯爵家出身であるイレーナもそうであったように、どれほど言葉使いが一部移ったりしても日々の中に生まれながらに染み付いた仕草などはある。
ゼロも普段荒々しささえ感じる言動だが、食事をしたりお茶を飲んだりする何気ないときは静かと言える動作をする。次期侯爵としてまた貴族として受けた教育は残っているのだろう、とゼロの父から聞いた話と目の前のランセを見て思い至った。
ランセは色彩や表情こそ微妙には異なるが、顔立ち自体はゼロと似通うところがある。兄弟らしき関係が窺えないランセの言い方を耳にした直後なのに、彼らはやはり兄弟なのだと感じた。
「……アリアスが見たあの人はどんな人なんだ」
「え?」
気がつけばランセはティーカップを受け皿に戻していた。
「おれは……家を出ていったあの人は家族が必要ないんだと思ってたから」
言われたことに、アリアスは僅かに目を見開く。示されているのは、ゼロのこと。
「どうして……?」
「あの人が家を出て騎士団に入ってから何度か武術大会を見に行ったことがある。闘技場の中央で戦う人は、おれが知らない姿と表情をしてた。同時に、家を出ていったように家族は必要としてないように見えた。……でも、結婚って家族になるってことだろ? 結婚相手を連れて来るって聞いたとき、おれはよく分からなかった」
分からなかった、ともう一度ランセは自分で確かめるように呟いた。そこから、まるで独り言のような言葉が彼からあふれていく。途切れながら、こぼれていく。
「おれの記憶にある兄であるはずのあの人は、何を考えてるのか分からない目をしてた。ずっと避けられているように思えて、どう話しかければいいのか、どう接すればいいのか分からなくなって……兄と呼んでもいいのかも分からない。……どうして家を出ていったのか、家の外で見たあの姿がどうしてあんなにも違ったのか……家を、出て、家の外に何かあったんだろうか……」
家の中にはなかった姿を、家の外での兄に見つけた彼は自分と他人と見ている姿が違う、と感じたのだろうか。家から出ていった人が、結婚する。結婚とは、家族になること。彼は、それに戸惑っているようだった。
聞いていることしか出来ないアリアスは、ランセを見つめる。
最初はアリアスに問いかけたはずなのに、ランセは人に答えを求めていないようだった。ただ自らの答えが見つからなかったように、目を細める。
そうしてから言葉を連ねていたことを自覚し、目の前にアリアスがいることを思い出したみたいにはっとした。
「アリアスに言うようなことじゃ、なかったな。今の、忘れてくれ。……何か、相手が知ってる相手だったからか、やっぱりまだ何か、今の状況が飲み込みきれてないみたいだ」
嘘と本当が入り交じっている。
状況による言葉は本当。けれど相手がアリアスでなくても彼は問うてしまっていたのではないだろうか。自分と、相手が見る「ゼロ」という人について。
「ランセくん、ずっと聞いてみたかったことがあります」
「……なに?」
「ランセくんが魔法学園に入ったのは、どうしてかなって」
ランセは質問に、アリアスの真剣な目を見て、すぐに開こうとした口を躊躇わせた。アリアスには、そう見えた。
「……魔法の才能はあったからどうせなら本格的に学びたいと思っただけだ。父上だって魔法学園に行って、魔法師の資格を持っている。それだけだ」
けれど彼は頑なにこう言った。アリアスは「そっか」と「急にごめん」と詫びてランセがお茶に口をつけるのに続けて紅茶を一口飲んだ。美味しい。
「あ、そういえば皆とも会わなくなってもう一年以上経つよね。皆、ランセくんに会いたいって言ってるよ」
話題を変えた方がいいかもしれない、と思って思い出したのは同期たちのことだった。ランセは侯爵家の跡継ぎだ。学園に通っていたほぼ全員が魔法師となるのに対して、彼は例外。家に戻った。
同期はほとんどが城勤めのため、異なる職場だとしても偶然すれ違ったり会ったりする。城にいないかつての同級生のことは時折話題に上る。
一瞬ぴくり、としたランセは話題を耳にして「ああ」という目をした。
「皆元気か?」
「去年は学園との訓練の差に苦労してたけど、慣れてきたみたいで元気といえば元気かな。フレデリック王子も、ランセくんがいないのは残念だって言ってたよ」
「フレデリック王子? フレデリック王子にならお会いした。……あの人全く変わってないよな。何のための遊学だか」
王子に中々遠慮ないランセは、学園でよく見た呆れた表情になった。
そこからは学園での話、互いに卒業した後の自分の話だったり周りの話だったり。話している内にランセは実家でアリアスに会っている違和感も忘れたようで、見慣れた様子そのものだった。
――家族には、色々な形がある。血が繋がっていないのに温かな家族そのものの家族。血が繋がっているのに、繋がりが薄い家族。
この家は、ゼロの結婚に良いようにも複雑にも揺れている。
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