学校あるある(授業)

 これは俺が中学生だった頃の話しだ。


 俺は放課後に親友とサイゼで駄弁っていた。


「なあ、中学校でやる授業の半分くらいは、社会に出ても永遠に使わないと思うんだけど間違いか?」


「ああ、俺も思う」


「歴史と美術と音楽は教科自体要らん」


「本当な、数学も一部使わん所あるし」


 ただでさえ多いテスト範囲を、余計な教科で拡げるのは止めて欲しい。真面で。


「それと、寝てる時に机蹴って来るのも止めて欲しいな。あれ相当イラッと来るし」


「それな、声かけるとか、肩叩いて起こすとかにして欲しいよな」


 机蹴られると余計寝たくなるんだよなー。まあ、どうせ寝るんだけど。


「あと、音楽の合唱で男子だけ下パートってのも嫌だよな〜」


「メジャーな歌程、主旋律歌いたくなるよな」


「技術のパソコンの授業の時は楽しいけどな」


「あと、家庭科の調理実習もな」


「本当楽しい授業が存在しないよな」


「先生に何とかして欲しいよな」


「あー、それは駄目だな、文部科学省→教育委員会→教員だから文部科学省をどうにかしないと…」


「そうだな…。あ、ドリンク取りに行くけどいる?」


「ああ、頼む。コーラな」


「りょーかい」


 もう2時間か…


「ほい、コーラ」


「サンキュー」


 ん?このコーラ薄くね?まさか、何か混ぜやがったかこいつ…。


 まあ、とりあえず飲むか…。


「おい、これ色も味も薄いんだが…」


「ああ、それ入れたら丁度売り切れのランプついたから、それじゃね?」


「先に言えー‼︎」

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