第310話 静電気

 棚卸である。

 スーパーという場所にあまり行かない。

 コンビニ派である。

 スーパーで棚卸…実に面白いのである。

 色々な物が売っている。

 調味料ってこんなにあるの?

 誰が買うんだ…っていう調味料、食材の数々、子供の頃から変わらないお菓子、またはその変化を愉しむ。

 色々な発見がある。


 ところが…予想外の問題もある。

 ササクレが裂ける…棚の高さは低い…てを入れる出すを繰り返すせいか、指先が荒れるようだ。

「地味に痛い」


 それ以上の問題。

 ホコリも手伝って指の油を持っていかれ…また摩擦作業の落とし穴…

『静電気』である。

 指を伸ばす度に、棚の金属でバチッ!!


 もう3時間もするとバチバチなのだ…

 指先ボロボロだ!!

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