応援コメント

「葛藤」本題からのスパート」への応援コメント

  • ここを読んで思い出したのですが、
    昔のアニメのリメイクが流行っていますが、
    小学校低学年の子にリメイクの宇宙戦艦ヤマト2199を見せても反応が薄かったのです。大人は旧作を見てのファンなので楽しめたものですが。

    で、旧作を見せると子供もハマったと。
    旧作を見てからリメイクをもう一度見せると、今度はそっちばかり見る様に。

    何が違うのかなと思うと、
    旧作というか、古いアニメは物語や構図がシンプルに、どこか勧善懲悪的な部分があって子供に受け入れられやすいのではないかと。
    どの世代でも楽しめる作品に仕上がっているのに対し、
    リメイクは物語や展開、背景、人物描写に厚みが持たされていて、
    この本題から承認、葛藤に割く時間が非常に丁寧に作り込まれているのではないかと感じます。

    今どきの作品で、ユーザーの共感を得ようとすると、
    この葛藤部分で共感できるかどうか、願望が反映されたあとに、読者が「自分ならどう考えるだろう、やっぱりこんな風に考えるよね」「考えたいよね」と思えるかどうかが、鍵なのかなと。
    なろう小説などの説明不足なテンプレが、なぜか抵抗もあまりなく受け入れられるのを見て感じています。

    作者からの返信

    ヤマトのリメイク版はそうなのですかー。見てはいないので推測ですが、恐らくは旧版を踏まえた作りにしてしまったんではないかと思います。いわゆる内輪ウケという。
    テンプレモノにも言えるのですが、昨今のクリエイターさんの多くに、自分は知っているから相手も知ってるだろう、で基盤を作ってしまう方が多いのです。プロでさえ。その結果、まったく知らない一見さんからは、非常に疎外感の強い語りかけをしてくる作品が出来上がります。
    テンプレモノの冒頭や世界観紹介の文章は、如実にこの傾向が強く、テンプレに馴染みがない読者は、すごく省略された説明文を読んでいる気持ちになるのですが、これがテンプレに慣れた者には感じ取れないというとても大きな欠点になっているんです。