ランバ・ラル、特攻…的な?編

 ふむ、そこもとも今日はお疲れ様だったな。私の名はエンター……我があるじキィ様を守るキィ・ボーダーズ最強の騎士。今は主の命により、佐々総介サッサソウスケ様とリン・カルタ様の護衛をおおせつかっている。うむ、そこにちょうどいい店があるな。

 ご主人、休ませてもらうぞ? 三人だ。さ、リン様……こちらへ。総介様も。


「マスター、すまないがまずは美味しい水を頂きましょうか。……リン、驚いたかい? 地球にはこんな荒野が沢山広がっているのさ」

「自然の脅威ってやつね! 見ていて面白かったわ」

「ふふ、そうかい? よかった。さあ、エンターも座りなさい。今日は何を食べてもいいでしょう……作戦前の最後の食事なのですから」


 では、お言葉に甘えて……おや? そうだ、彼は確か総介様が食事に誘った……? 名は確か、アレックス・マイヤーズ。ふむ、では少年、君も来たまえ。ほら、ここに座るんだ。


「オヤジさーん! できるものを四人分ね!」

「いつもより一人多いな……ふふ、リン。ああいう子が欲しいのかい?」

「あの、なんていうか……ご厚意はうれしいんですけど。でも、僕は頂けません」


 ほう……? 少年、以外に奥ゆかしいのだな。それに、おびえた中にもぶれないしんがある。まるで、戦士のような瞳だ。それにしても……物をめぐんでもらう理由がない、か。確かに、過ぎたほどこしは侮辱ぶじょくにもなろう。


「フッ、フフ……フハハハハッ! リン、一本取やられたね、アレックス君に」

「もぉ、リンが気に入ったって言ってるの! 理由になんないのぉ?」

「そんな」

「アレックス君、リンに気に入られるなどよほどのことだ」


 ふふ、全くです……短い時間ですが、総介様とリン様を護衛して感じた。このお二人の、底知れぬ力。言葉にしがたい、尋常じんじょうならざる気配。そんな二人が気を許すとはな。


「僕、乞食こじきじゃありませんし」

「気に入ったよ、アレックス君。それだけはっきりとものを言うとはね……僕からもおごらせてもらうよ」


 ふふ、楽しい食事になりそうだな。さて、今日はここまでだ。総介様は以前から、あの電脳神サイバーマキナ……ピージオンとかいう機体を気にかけていたのでね。あれは……世界を統べる力が宿されている。それは、我が主キィ様にとっても有用なものだろう。

 では、次にそこもとと戦場で相まみえること、楽しみにしている。

 しばし休まれよ……スパ◇ボ「」カクヨム攻略、御苦労だったな。

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