嵐を呼ぶ紅茶御嬢様!編
オーッホッホッホ! 皆様、お疲れ様ですわ! 私はリジャスト・グリッターズの一番の
ユーラシア大陸に来てから、戦闘、戦闘、また戦闘……うんざりしましてよ?
「あ、あの、
あら、ロキ……ありがと。そこに置いといて
ロキ、お茶を。
「は、はいっ! 御嬢様」
んー、やっぱり紅茶はアッサムが一番ね。そうそう、一口に紅茶と言っても、茶葉によって
「えと、御嬢様、実は――」
そして、焼きたてのマフィン……ええ、ヴィクトリア朝の貴族達もこうして、ティータイムを楽しんだんでしょうね。ロマンですわ……さ、ロキ。あなたもおあがりなさいな。これは先日、エリィさんやシファナさん、
え、ええ、そうね!
もーっ、何が『私も日頃より、おやつは自分で作ることにしてます』ですの?
……でも、酷く手際がよかったわね……私もそろそろ、
「あ、美味しい……御嬢様、ありがとうございます! それで――」
マフィンの程よい塩気と甘み、小麦本来の
「……あのぉ、御嬢様。すみません、茶葉が切れてて。それ、ティーバッグの紅茶なんです。リプトンの」
ッ! ななな、何ですって! ちょ、ちょっと早く言ってくださる!? もぉ、ほら! ほらほら! 笑われてるじゃありませんの? こ、こここ、この私が、うっ……そ、そういえばそうですわね! ティーバッグの味ですわ! そう、それを言おうと思ってましたの。もぉ、最初からわかってましたわよオホホホホホ!
……うう、穴があったら入りたい。
あとで
それ以前に……
「あっ、でで、でも御嬢様! 本当に美味しいお茶ですから。きっと、こうしてご一緒してくださるプレイヤーさんのおかげですよ。それに……笑ってるって、それは御嬢様が戦いで疲れたプレイヤーさんを笑顔にしたってことですから」
……そうよね。そうよ、ね? そうですわ、オーッホッホッホ! そうですわ、私は於呂ヶ崎麗美! 今をときめく最強の御嬢様! 真の
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