風に消えた涙

 ユニコーンの角の入手から半月が経過した。捕らえられて意識がなかった期間を入れるとアマゾネスの村に来てもう三週間くらいになるようだ。アルの話ではあの時俺は呼吸が止まり一瞬死んでいたらしい。焦ったアルは火事場の馬鹿力でユニコーンの角をへし折り、追ってきたバイコーンから逃れるために俺を連れて樹上に避難しクリューの能力『破壊』で角を砕き粉末にして、心肺蘇生によってギリギリ息を吹き返した俺にどうにか飲ませたらしい。おかげで今も俺は生きている。が、ユニコーンの角を使っても完治には至っていない。病状が進み過ぎていたためか、それとも別の要因か。白化した部分は大して回復せず身体の不自由さは残ったままだが熱が引いた分体調は幾分楽になった。そして他の患者は宮園さん含め他の囚われの身の多国籍軍の人達は完治し白化した部分も元に戻ったそうだ。そうだ、というのは俺自身は確認できていないからだ。捕虜同士で情報を共有されて逃亡の可能性を警戒しているのかもしれない。死んでしまった二人は宮園さんが肩を貸していた二人らしく、負傷して体力を失っていた事が災いして発症が他より早かったために亡くなってしまったようだ。アマゾネスに捕まっていなければ……とも思ったが、本隊が未知の病に即対応出来たかも分からない。対応出来ず一気に全体に伝染した可能性も考えると妙な病に感染してしまった俺たちはここに来て良かったのかもしれない。

「ワタル~、ご飯まだ~?」

「クリューまた来てたのか…………」

「私も居るよ」

 リューさんまで……囚われた者たちはアマゾネスの目的通りの役目を果たすように『協力』する日々を送っていると聞く。だが俺は完治していない事もあり伝染してしまう事を警戒して彼女らに襲われる事はない。その代わり家事手伝いなんかをやらされる日々だ。熱は微熱程度に落ち着いたとはいえ身体が不自由なのには変わりないんだが、彼女たちはそんな事お構いなしだ。そんな中で食くらい少しでも自分の知っている食べ物の味に近付けようと試行錯誤していたらいつの間にかアマゾネスが飯を食いに来るようになってしまった。引きこもり始めた頃に家に居るならと家事を教えられたのが役に立ってる……のか?

「いいよねぇ~アルは、料理上手な男を家に置く権利があって。あたしも家に欲しいなぁ~」

「クリュー、お前どうでもいいとか言ってたじゃないか。今更どういう心境の変化だ」

「えぇ~、だって毎日食べたって飽きないし家事もちゃんとやってるし、便利な奴隷君欲しいよ~」

「そうそう、本当に美味しいよ。生きる事は食べる事、食が充実したら人生も充実する。心も満ち足りるってものさ」

 似合わないモノクルを掛けたアマゾネスが席に着き教えたばかりの箸を構えている。白穢病の情報を持っていたノインと言う人だ。アマゾネスといえば肉食系な感じがするがこの人は理知的な雰囲気を纏っている。

「そんなに美味いかねぇ……? 不味くはないが俺にはイマイチだ」

 そう、近付けようとしてはいても見知った調味料なんて無い。醤油も無ければ味噌も無い、況してや森なんだから鰹出汁も無い、料理人じゃない俺にはこの状況で満足出来る味なんて出せないのである。

「何が良いものかっ、家事をするとは言っても身体が悪いから作業は遅いし獲物を獲ってきても捌けないと、駄目な所だらけだ。そもそもこいつを飼っているのは別の目的だと知っているだろう?」

「とか言っててもアルだってこいつの作る食事は気に入ってるじゃない。食事量が増えてるの私は知ってるわよ~?」

 いや、ラビ含めてここに来る六人は来る度に食う量が増えていて準備させられる身としてはかなり大変だ。それを思うとリオ達は凄い、感謝するばかりだ。

「元は私の獲ってきた物だ、いくら食べようと私の勝手だ。それよりラビは自分の家で食えばいいだろ、ラビの所にも男が居るんだから。何故うちに来るんだ」

「あ~、あの子お仕事でぐったりしてるから料理なんて出来ない出来ない。というわけでここで食べるのが一番」

 鍛えてる軍人がぐったりするって……一体どんなペースで…………考えるのは止そう、それよりもどうにか逃げ出す事を考えないと、体調は落ち着いてきたが身体が十分に動かない事を考えると時期尚早だろうか? でもフィオ達が心配してるだろうし、そもそも誰も探しに来ないってのが気に掛かる。本隊に何かあったんじゃないだろうか。持っていかれてる剣を取り戻す必要もある。それに、そもそも俺と宮園さん以外にあと誰が捕まっているのか。アル達の会話からして死んだ二人以外にもまだ居るみたいだがそれも把握しないと……逃げるなら一斉に逃げないと残ったやつがどうなるか分からない。

「おい焦げてるぞ!」

「やべ」

 考え事をしていたら丁度良い焼き加減を過ぎていた。あーあ、こりゃ苦いぞ……塩だれ擬きでどうにか食うしかないな。

「人が折角獲ってきた肉をお前は――」

「はいはいこれは俺が食べますよ」

 焦げた肉を自分の皿に寄せるとアルが掻っ攫っていった。

「それはダメだ。お前にはさっさと病気を治してもらわねば困る。ちゃんとした物を食え。これは私が食う」

 アルはそっぽを向きつつ焦げ肉を齧る。これは優しい気遣いと取るべきか、それとも早く道具として使う為の処置と取るべきか……アルの反応的に微妙な所だ。

「アルは優しいね」

「えぇ~? アリシャそれ違うと思うよ~。多分ロフィア様の命令だからでしょ~――あっ、こっちには焦げてないやつちょうだ~い」

「こっちにもこっちにも! これに漬けると美味しいんだよね」

「ねね、ワタルこれ分けてよ。ミヤゾノにも食べさせて精をつけさせないとだから」

 アマゾネスは塩だれ擬きがお気に入りだ。あくまで擬き、それほど美味しい出来ではないはずなんだが……塩、酒、それから砂糖の代用の糖度の高い果実の汁、にんにくと生姜、らしきもの……まぁ風味は似てるから親戚親戚……あとは胡麻と葱、のようなものを混ぜ合わせて作った塩だれアマゾネス風味……正直ちゃんとした素材なら美味しくなるんじゃないかとは思うんだが、如何せん謎の素材が多過ぎるのでどうにもならん。醤油や味噌は作れないしな。

「その……聞き辛いんだが、ロフィア様とやらの目論見は成功してるのか?」

「おや、他の男達が気になるのかな? 大丈夫さ、ユニコーンの角で病を完治させてからは問題なく進んでいるとも、既に彼らは数百人の大きな子を持つ父親さ。君も完治すればすぐにそうなる」

 数百人!? たった半月で超大家族……急がないと全員搾られ過ぎで精も根も尽き果てて死ぬんじゃなかろうか。

「一体何人が…………」

「ん~? 二百人位を男十人で相手して今~――」

「こらクリュー、余計な事を言うのはこの口かな?」

「んひぃ~!?」

 唇をつまみ上げられてタコのように……ノインは暈していたがクリューのおかげで捕まってる人数が分かった。俺を含めて十一人か、俺たち以外にも逃げ遅れが居たんだな。

「もう今更だな、我らは二千人近くの戦力の補充に成功している。だから逃げられるなどと思うなよ」

 俺の考えを先読みしてアルが睨みを利かせてきた。それにしても二千人……二千人!? 倫理観とかどうなってるんだ……扱いの差はあれどやってる事はアドラの混血兵を増やすのと大差ないぞ…………。

 一人で二十人を相手して二百発の計算か……毎日十発近く? ――なにそれどうなってんの!? 一月も経たないうちに二百人も子が出来るって……色々疑問はあるが……急がねぇと宮園さん達命搾り取られて死ぬな!?

「……ん? この村いきなり二千人も入る程大きかったか? それにそんなに増えて食料は?」

「うん、そこは問題になってるね。豊かな森とはいえ一気に二千人だと食料集めも大変だ。豚どもに攫われる可能性も警戒しないとだから余計にね。まぁでもそれほど深刻ではないよ、村はもう一つ作っているしね」

「一つ思ったんだが、アマゾネス的には戦力が増えたんだろうが魔物的には獲物が増えたんじゃないか? 女王の経験を与えられてるって話だが強いのか?」

 ノイン以外があんぐりと口を開けて口へと運んでいた肉が転がり落ちていく。気付いていなかったのか?

「大丈夫さ、筋力等に個人差はあれど戦闘技術はロフィーの経験を持っている。並みの戦士ではないよ」

「その通り、余計な心配だ男よ。皆妾が納得出来るだけの実力を持っている」

「ロフィア様、どうされたのです? いつこちらに?」

「お前に任せた男の料理が美味いと評判になっていると聞いてな、様子見だ」

 闇を溶かしたような黒髪を靡かせて装身具で着飾った一際美しい女が側付きを伴って入ってきた。アルの態度からしてこの人が女王なのか。っ! レーヴァテインを持ってるのは女王かよ……そしてカラドボルグは側付きが……やれやれ、どうにか取り戻さないと。

 男が嫌いなのか俺を睨み付ける群青色の瞳には威圧の光が宿っている――違うか、この目は……知っている。見下しているんだ。男を自分たちより下の存在だと決めつけているんだろう。

 それでもチャンスだ。リーダーが自ら現れたんだ、上手くやって解放と協力の交渉を――。

「ロフィア、様、俺は如月航です。先ずはお礼を、アル達がユニコーンの角の入手に尽力してくれたおかげで俺たちは死なずに済みました。ありがとうございます」

「ほぅ? 面白い反応をするな。アルアナ達の判断だから妾に礼を言う必要は無いが……続けろ」

「アマゾネスはオークと戦うつもりだと聞いています。俺たちも同じ考えです。ですから共闘をお願いしたいんです。協力すればそちらで無理に戦士を増やす必要もなくなりますしそれに、この地域を覆っている結界さえ解除出来れば皆さんを元の世界に返すことも――」

 話していた俺に微笑みかけ歩み寄り、キスするんじゃないかという程にロフィアが顔を寄せてきた。

「へっ? 何を――がぁぁぁあああああ!? 目が、くっそ! いきなり何を!?」

 微笑んでいてもこちらを見下す瞳の色に変化がないことに嫌なものを感じて身体を離そうとした瞬間銀色が閃いた。それが左目で見えた最後の光景だった。

「接吻でもしてもらえると思ったか奴隷の分際で……何を言い出すのかと思えば、協力だと? 奴隷のくせに妾たちと同等になったつもりか? 協力とは対等な関係であるべきものだ。何故妾が貴様と同等に見られねばならぬ、言い方を間違えたな『協力』ではなく傘下に加えてくれ、だろう? アルアナ、躾がなっていないぞ。お前たち、こいつに自らの立場を分からせてやれ」

 瞬間、腹部にめり込むロフィアの側付きの拳、踏ん張りが利かず崩れ落ちるように膝を突いた。衝撃が身体を駆け抜け頭を、目玉のあった場所を貫くような痛みが突き抜ける。左目を押さえるが指の間からボタボタと血の塊が落ちていく。

 見上げると嗜虐的な笑みを浮かべてロフィアは小さなナイフで抉り取った俺の目玉を弄んでいる。

「抵抗はしない、か……賢いな。能力を使えば他の奴隷がどうなるかはよく分かっているようだ。しかしいい目をするじゃないか。ボロボロなくせに光がまだ宿っている。お前みたいな奴を見てると昂りが抑えられずに濡れてしまうな。そちらも貰おうか? その後で帰還について聞いてやろう」

 睨み付けたのがマズかった。嗜虐心を刺激されたらしいロフィアは恍惚の表情でナイフを構え直した。

「ロフィア様! こいつは貴重な男、殺すのは――」

 アルが間に割って入ったが微笑むロフィアに追いやられてしまう。

「分かっている。アルアナ、口を出すな。なぁに殺しはしない、己の立場を理解しようとしない愚か者を躾けるだけだとも。目が無くとも、手足が無くとも種馬としては使えるだろう。妾もストレスが溜まっているんだ。久方ぶりの楽しみ、邪魔をしてくれるな。こういう痛め付けられても光を失わない奴を屈服させるのが一番、何よりも愉しいのだから!」

「ロフィーにも困ったものだね。程々にしておいてくれたまえよ、その子の作る食事は気に入ってるんだ。治療の準備だけはしておこう、失血死したらもったいないからね」

 おいおいマジか、ロクに身体の動かない相手にレーヴァテインを抜きやがった。マズいマズいマズい! 頭の中でガンガン警鐘が鳴っている。あの目は本気だ、加えてアル達が止めてくれる事も期待出来ない。一か八か能力で薙ぎ払って逃げるか? ――でもそれだと他が……とにかく雷迅で回避を――。

「ワタル! っ!? ……私の、ワタルになにをしたッ!」

 側付き達に囲まれ拘束されそうになっている時、扉を破って現れたのは銀の死神、彼女は瞬時に俺の状態を理解し常人が前にしたら耐える事が出来ず失神してしまいかねない殺気を纏いゆらりと一歩踏み出した。

「白い肌……この男の仲間か。どうやら跡をつけられ村に案内した間抜けがいるようだな。だが面白い、狩りに出ていたのは上級戦士のはず、それをつけるとは……貴様、名乗れ――」

 女王の言葉なんかには耳を傾けるはずもなく死神は歩を進める。途端彼女の行く手を阻む女王の側付き達、フィオの殺気に僅かな怯えを見せながらも武器を向けた。だが、武器を振るう間もなく床に倒れ伏す。何が起こったのかも理解できないままに、それほどの速度、それほどに圧倒的な力、それらを纏ってフィオは目に映らない速さで残りの二人を斬り刻んだ。

 殺した……いいや、戦士を萎縮させる程の殺気を放ちながらも冷静に急所を外しているのか倒れた戦士達が微かに動いた。

「答えぬか……獣の類いか。では調教だな!」

「その剣は……それはミシャ達が一生懸命作ってワタルに贈った物、あなたなんかが使っていいものじゃないッ」

 ロフィアが持っている剣をレーヴァテインと認識して渦巻く殺気が更なる怒気を孕んだ。獲物を狙う獣のように身を低くした瞬間、フィオが消え剣戟の響きが叩き付けられる。消えたフィオの動きを読んだらしいロフィアは捉えられない相手に応戦している。レーヴァテインの強化を踏まえても只者じゃない、流石アマゾネスの女王と言ったところか。

『ロフィア様!』

「やめておけ、お前たちでは斬り刻まれるのが落ちぞ」

 狭い室内では対応しきれないと悟ってロフィアは壁を破って外へと逃れた。が、即座に追撃がかかり振り返り様に剣で受けたが向かいの家の壁まで突き飛ばされた。いつの間に付けたのかロフィアの頬の傷から血が零れ落ちる。それを拭った女王の表情は驚きから怒りへと変わっていった。

「やってくれる……妾の顔に傷を付けるとは――生きて帰れるとは思うでないぞ?」

「あなたは死神に魅入られた。もうあなたは私に追い付けない。私はワタルを連れてみんなの所に帰る、あなたは消えて」

 傷一つ、それは死神の呪い。対応出来ていたはずの動きに反応出来なくなりロフィアの身体に無数の傷が刻まれていく。

「なる、ほど……そのナイフ、呪いまじないの類いを使っているのか」

「ワタルと約束してるけど、あなたは許さない」

「ロフィア様!」

 タナトスを逆手持ちに変えてロフィアの頭部に突き下ろそうとした刹那に突風が巻き起こりフィオを中心に空高く昇る竜巻となった。

「フィオっ」

「っ! そんな……嫌、ワタル! 手を――嫌、待って、一緒に――嫌ぁあああ、ワタルーっ!」

 互いに伸ばした手は触れ合う事なく引き裂かれた。俺はリューに取り押さえられフィオは涙と共に空の彼方へと消えた。

「あぁくそ、まただ……また泣かせちまっただろうが!」

 黒雷を纏った俺に触れていたリューは小さな悲鳴と共に地に倒れた。

「えぇ~、止めときなよ~。身体もまだロクに動かないんでしょ~? 怪我するだけ無駄だと思うよ~」

「泣いてたんだよ……あんなに強い娘が俺のせいで泣いてたんだよッ! あぁ自分が腹立たしい。俺は行く、もう決めた。邪魔するなら覚悟してくれよ」

「その身体でか?」

「アル、俺の剣は特別なんだ。それに無理矢理身体を動かす方法もある」

 アル達がフィオに気を取られている間に回収したカラドボルグに加えてレーヴァテインも回収した。あとは雷迅を使えばいくらか動けるはずだ。

「病はどうする? 貴様は完治していない。薬が必要ではないのか?」

「これか?」

「っ!? いつの間に!?」

 常にアルが持ち歩いていた革袋を見せびらかしてやると酷く動揺した状態で俺を押さえに向かってきた。そこを黒雷の鞭で絡め取って気絶させた。

「本気なんだね。なら、巨大な鉄の器がワタルを閉じ込める」

 アリシャの言葉通りに突如鉄の釜が空中に現れて俺を閉じ込めた。アリシャの能力は一体なんなんだ……言葉にした事が全て現実になるのか? いや、詮索してる場合じゃない。他の捕まってる連中を解放してすぐにでもフィオを探さないと――アリシャは鉄だと言った、斬鉄くらいなら身体が不自由でもレーヴァテインの切れ味があれば!

「出てくるかも~、とは思ってたよ~。悪いけど足を破壊しちゃうね~」

 釜を出た瞬間クリューが襲い掛かって来るがこっちだって読んでいた。伸ばされた腕を寸前で躱して黒雷を当てクリューを気絶させてその場に横たえる。

「あ~、やれやれ……実は私はそんなに武闘派ではないのだけど、アリシャ槍をちょうだい」

「はぁ、こりゃ骨が折れそう。この力を継がせた子でもいれば楽だったかもなのに…………」

「はい、素晴らしい槍が三本降ってくる」

 ラビ、アリシャ、ノインの三人が槍を構えて向かってくるが相手にするつもりもない。これ以上体力を消耗するわけにはいかないんだ、黒雷を拡散させて足止めをしつつ宮園さん達を探し出し村から脱出をした。

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