第30話 ありあけの つれなくみえし

有明の つれなく見えし 別れより

暁ばかり 憂きものはなし


ありあけの つれなくみえし わかれより

あかつきばかり うきものはなし


壬生忠岑


訳)

明け方の切ない別れ。

それ以来夜明けはほど辛いものはありません。


超訳)

夜明け前に冷たく追い出された~!

夜明けのバカヤロ~!


ちょっと一言)

この歌は二つ解釈があります。

愛し合ってるのにどうしても夜明け前に別れなければならない。

こんなに切ないのに月はなんて冷たいんだ。

月のバカヤロ~!っていうのと

せっかく夜明け前になんとか辿り着いたのにあっさり追い返すなんて、なんて日だ!

夜明けなんて嫌いだ~!っていうの。

どっちなんでしょ?

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