私のヤンチャなヒーロー様!

作者 氷川マサト

20

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★★★ Excellent!!!

本当に優しく、強い男というのは、この主人公ヒロみたいな人のことを言うのではないだろうか。
本作を読み始めて間もない頃から、そのような印象を受けました。

スラム街で生まれたブレイクダンスという激しいダンスの世界的スターであるヒロは、背は大きくはないが、金髪ピアスのいかにも目立つダンサー。
それはダンスのためであって、本当の彼自身は素直で心優しく、子供たちにも慕われるダンスの先生だ。

複雑な家庭の事情で心を閉ざし、家出する中学生リク(別の話では主人公)のダンスの才能を見抜き、面倒を見たり、心と身体に傷を負っている片想いの相手エリをあたたかく包み込む。

ヒロは決して恋愛の達人や学校の教師というわけではないけれど、今この子・この人には、どうしてあげたらいいのか悩み、自分なりに考えて行動しているだけで、彼らにはありがたい距離感を保ってくれています。

ハイスペックで強引という今流行りのイケメンも登場しますが、本物のハイスペックであるエリを始めとする人物というのは、何が本当に尊いものかがわかっています。
ニセモノには気を付けよう!

クライマックスではダンスバトルが行われますが、その相手はまさかの……!?
ダンスシーンも楽しく、そして、やはりヒロのダンスには技術があり、迫力があるのが伝わってきます!

エピソード「◆ヒロ◆心配、失敗、いっぱいで(2)」では、家出少年リクの心情が現れ、痛々しく、「◇エリ◇面倒臭いキャラは自覚している(2)」このエピソードも泣けます。
「◆ヒロ◆愛してる、愛されてる(2)」では、ヒロの人としての器が現れています。

手はつなぎたくない、キスもしたくない。人を愛することを知らなかった彼女も、一見ヒロの想いを受け入れない態度でも、心は……。
セフレから始まっていても、想いを伝え合ってはいない不器用な恋。
それでも、純粋に相手を想い合っている。
人を愛す… 続きを読む

★★★ Excellent!!!

氷川さんの作品はどれも、独特の熱を持って私たちにいろんなことを訴えてきます。
あれ、自分ってこんな熱のこもった思い、恋をしたことがあるっけ、と考えさせられます。
これは、セフレの関係から始まった1組の男女のお話。
それぞれに事情抱えた登場人物たち、ヒロがダンススクールを開くスタジオをめぐる物語。
熱の伝わる作品、リアルに疲れ、刺激が欲しいと思ったら読んでみては?
その熱が現実の生活への気力をわかせてくれるかもしれません。

★★★ Excellent!!!

たとえ26回振られてもめげない一途なヒロ。
まっすぐな愛情を向けられても受け入れることの出来ないエリ。
そんなある日持ち上がった、ヒロの開くブレイクダンス教室存続の危機。
好き、という気持ちだけでは越えられないこと。
過分に与えられても満ち足りない幼い心。
はき違えた愛情と傲慢。
愛しているのに関わり方を知らない親の苦悩。
そして、熱いブレイクビーツ!

恋だけではない様々なものを呑み込んで、二人の想いが交錯しながら物語は進みます。
まるでブレイクダンスのステージのように、気持ちよく加速してテンポよく。

恋も仕事もジェットコースター級!
少年のまま大人になったブレイクダンサーと、ハイスペックだけど素直になれないOLのラブストーリー。
ご堪能あれ!

★★★ Excellent!!!

ヤンチャってゆうのはこうゆう事。
言語としての意味はよくわかんないけど、少なくとも人に迷惑をかけるのはヤンチャとは言えないよ。

すっごい気持ちのいいお話だった!💕
色んな要素が詰め込まれてて、感じる事も考えさせられる事も多くて、とっても贅沢な作品だと思います

ダンスのとこも面白くて、ストーリーも心が動かされて、一気に読んじゃいました😛