究極の幻想に挑んだ、不遇な切り札

 「グランディア」の制作が発表された1996年当時。セガサターン(以下SS)は、ライトユーザーにアピールできるソフト……「RPG」が少ないことが弱点だった。本作はその弱点を補い、プレイステーション(以下PS)に一泡吹かせるための、まさに「切り札」だった。そのため、セガとゲームアーツは大規模な広報活動を展開した……のだが、その結果は無残なものであった。


 1997年1月に発売された「ファイナルファンタジーVII」が大ヒットし、PSはシェアを急激に拡大。疎の一方で、4月に予定されていた本作の発売日は12月へと延期。戦う前から勝負は決まっていたも同然であった。


 だが、そこは「切り札」である。満を持して発売された本作は大ヒットした……のだが、それはあくまでSSソフトでの話。ゲームソフト市場全体で見た場合、PSソフトには遠く及ばなかった。そして、1999年。本作はPSへと移植された。

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