荒野と口笛のRPG

 本作は剣と魔法のファンタジー世界に西部劇を融合させるという、斬新な試みがなされている。かといって、「荒野の七人」よろしくガンマンがモンスターを撃ち倒していくRPGではない(そういう要素がないわけではないけれど)。例えば「早撃ち」。西部劇の決闘には欠かせないが、これが本作では剣の居合いに姿を変えている。また、魔法も技術として体系化されており、精霊の力で云々というものではない。その一方で、「ガーディアン」という超常的な存在もおり、一概にファンタジー色が払拭されているわけでもない。


 こうした多様な要素を「SF」という触媒でまとめ上げているのが、本作の特色だと言えよう。発売当初のキャッチコピーには「誰もが初めて体験するバトルシーン、RPG新世代を切り開く話題作の登場!」とあるが、はっきり言ってRPGとしての目新しさには乏しく、どこか古めかしい、ノスタルジックな哀愁が漂う作品であった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

応援した人

応援すると応援コメントも書けます

ビューワー設定

文字サイズ

背景色

フォント

Androidでは正しく
設定できないことがあります。

応援の気持ちを届けよう

カクヨムに登録すると作者に思いを届けられます。ぜひ応援してください。

新規ユーザー登録無料