「ユーモア」から「映画的演出」へ

 「ドラクエ」と並び称される国民的RPGシリーズ「FF」。その五作目に当たる「V」は、シリーズの伝統(クリスタル・魔法・機械など)を継承しながらも、従来のシリアス路線とは趣の異なる「ユーモア」に溢れた作品でもある。前作では一部のキャラに限られていた漫才のような掛け合いも、ゲームの序盤から惜しみなく投入。ストーリーはストーリーで、「風の神殿に行きたい→陸路は無理→それなら海賊船を奪おう!」といった無茶が過ぎる展開。前作がシリアスだっただけに、そのギャップに戸惑ったプレイヤーも少なくなかっただろう。


 こうしたユーモアを支えていたのが、ドット絵による演出。小さなキャラクター達が、まぁよく動くこと。びっくりして目が大きくなったり、吹き出しに「?」や「♡」が現れる様は、まるで漫画か人形劇のよう。このような演出は「VI」でさらに洗練され、やがて「VII」の「映画的演出」へと繋がっていく。

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