賛否両論、問題のディスク2

 ゼノギアスの本質は「ディスク2」にあると言っても過言ではない。ストーリーは登場人物のモノローグで進行し、ゲーム要素は戦闘のみ。RPGの常識を根底から覆す、有体に言えば「これってゲームなの?」的な展開に、呆然としたユーザーも多かったことだろう。


 これは近年のRPGが陥りがちな「ご褒美イベントを見るためにゲームをさせられるシステム」の先駆けだと言えよう。このシステムは、続編的な作品「ゼノサーガ」にもしっかりと受け継がれている。(ゼノギアスの場合は、予算と時間、止むに止まれぬ大人の事情でこのような結果になってしまったのだが……)ともあれ、ゼノギアスという前例がある以上、後続のゲームが「これでもいいんだ!」と追随してしまったとしても、無理からぬ話ではある。


 このような経緯から、ゼノギアスは発売から十年以上経った今でも、完全版の発売が根強く求められている。だが、いくら予算と時間があったとしても、ゼノギアスの世界を全てゲーム化するのは難しいかもしれない。なぜなら、ゼノギアスは1万5000年にも渡るストーリー構想(全三部作、6エピソード)の一つにしか過ぎないのだから……。

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