前のエピソード――No.39 日本エニアック SOUND SAURUS BH-1000 DTM音源

92年発売。XS-1の後継機である河合楽器のDTM用GM音源。隠れた名機。GM音源だがCM32の配列をも持つ。リバーブがオンとオフだけで使いにくいが、スティールドラムの音がかなり秀逸(しかも聞く限りC4の音一つだけで出来ている)。コントロールチェンジからフィルターは使えないが、Kシリーズ譲りの効きの良いフィルターやレゾナンスがエクスクルーシブメッセージから使えるという機能もある。当時あったYAMAHA TG100と比べると密度があり、Roland SC-55ともまた違う粒立ちの良いサウンドは味がある。Standard Kitのタムの音が割と良い。