泡沫の夢をみる1 絵師の登楼

作者 早瀬翠風

花魁の世界でどうか幸せを――。

  • ★★★ Excellent!!!

遊郭という閉じた世界で暮らす主人公美津。
表では華々しくも、裏では地獄のような日々を潜り抜けてきた彼女たちの一生は短い。綺麗な花には棘がある、というにはあまりにも強制された毒。

そんな当時の吉原を正面から描き、言葉の一つ描写の一つを取ってもその世界を再現していて、すっと惹き込まれてしまう雰囲気を保っています。

そんな中で描かれるのは、一組の男女の純愛。
恋も愛も、幸せすら知らなかった美津が初めて抱いた想い。
そう感じさせた男の真意とは。

陰ある世界で美津たちがどういった愛を育み、幸せを手にすることが出来るのか。
儚い夢の行きつく先をどうか見守ってあげてください。

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