第16話 I wish..♥願わくば♡ 16 加筆修正有2020.08☆


16-1


=== 仁科葵 & 仁科貴司 ===


その日の夜、夫から爆弾発言が投下された。▼ω▼;;




 「今日はお疲れ様。作品素敵だったよ。

 大きな会場で展示されると、よけいに素敵に見えた♡」






 『今年は3人で見に来てくれて、うれしかったわ。

 忙しいのにありがとう。 (=^_^=) アリガト


  あなたが息子達を誘ってくれたんでしょ?

 あの子達、つまンなそうだったもの』




 「ま、ね。たまには母親の趣味をちゃんと鑑賞するのも

 いいことだよ。家族なんだからね。知っておくべきだと思う」




『ありがとう。

 そういえば、あなたを小野寺さんに紹介した後

 彼女何だかそわそわしてた。


 どうやら彼女もあなたのファンになったみたい♡


 あなたが私の所に戻って来ないものだから、途中で

 私の側から居なくなっちゃって・・。


 あなたのこと探して行かなかった?』





 「来たよ」





 『えっ! まさか。 ほんとに?

 ほんとにあなたに凸するとは・・・驚いた。(≧∇≦o) ビックラ

 いつまでもモテモテだね』







 「小野寺さんとは前からの知り合いなんだ。

 もちろん、今は付き合ってない。

 もう随分前に手は切ってる相手だ。


 俺も今日会って吃驚した。

 たぶん、君と同じパッチワークの教室に入会したのも

 確信犯だと思う。


 復縁を迫る為のね」(=^_^=) アセアセ








 『何云ってるの、ひどいこと云わないで。

 私にそんな話聞かせないで。

 

 知らない、そんなこと。


 私には関係無いことよ。 


 私を苦しめてそんなに楽しい?』=≡Σ((((◔‸◔メ; ) バカバーカ







16-2



=== 仁科葵 & 仁科貴司 ===



 

 「待って、待てって!


 苦しめたくないから 

 誤解されたくないから

 ちゃんと申告してるンじゃないか。(⌒_⌒; マッテクレォーonegai 



  けど、付き合いは止めたにせよ、納得してない彼女が

 俺達の前に現れたのは俺の責任だから、そこのところは

 申し訳無いと思ってる。


  すまない。        ( ༎ຶ ◡༎ຶ) スミマセン

 


 つい先日君のことを大切にウンヌン宣言したばかりなの

 こんなことになって申し訳ない。」



 私は何だかんだ云いつつ、夫の宣言以降、迷いが生じていた

ことは否めない。


・・というか、迷いが生じていたことを今身を持って知ったことに

気付いてしまった。



 動揺しているということはそういうことだから。


 動揺した為に、夫に冷静な言葉を返せなかった。

悔しい!


 それにしても、こんなことになってもこの浮気性な夫のせいで

嫌な思いをするなんて。



 今まで忘れようと努めてきた過去のことまで思い出してしまい

それと共に、当時の悔しかった気持ち悲しかった気持ちまでも

蘇らせてしまった。



 最悪の夜だった。(꒦ິ⌑꒦ີ) ズタボロ



 浮気していた元彼女のことを妻に告白するなんて。


 数年前から夫婦の営みを止めているけれど

この夜から同じ部屋で寝ることも止めた。꒰˘⌣˘๑꒱ ヤメタッタ




 夫は何も云わなかったけれど、翌日私の布団を又

私達の寝室に運び直した。₍₍ (̨̡ ‾᷄⌂‾᷅)̧̢ ₎₎ ナニスンノサ




 嫌だ、イヤだ。

 こんなヤツの側に一緒に居たくない。


 絶対ゼッタイ、手を触れるのも・・とにかく身体の一部が

くっ付くのさえい・や・だ。(˚ ˃̣̣̥ω˂̣̣̥ )イヤッ、イヤイヤッ



 私は別途寝具一式を早急に購入し、別室で寝起きするように

なった。


 一日も早く、このクラクラするような状態から

脱却したかった。



 大好きなパッチワークは辞めた。



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