第12話 I wish..♥願わくば♡ 12 加筆修正有2020.08

12.


=== 仁科賢也 ===長男(5年前の賢也目線で!)



 小学生の頃から年に1~2度の頻度で親父がその都度

違うきれいな女と一緒にいる所に遭遇したことがある。



 別に俺に見られても親父は悪びれることなくく、俺に

普通に話しかけそのまま女と歩いて行ったものだ。٩(๑´3`๑)۶



 近所の同級生の母親からはよく、賢也くんちのお父さん

モデルみたいだねとか、すごくかっこいいねとか

お父さんお家ではどんな風なの?とか、とかとか、

とにかく俺の父親は、おばさん達から絶賛注目の的

だった。(˶′◡‵˶)ღ❤ღ´ェ`*)




 だから、父親が異性からモテる類の人種なんだってことは

結構早くから認識していた・・と思う。




 そのうち、どこからともなくいろいろな噂が耳に入るように

なり、親父はただモテるだけじゃなく、いろんな女と

ヤッてるんだということも判るようになっていった。




 2才違いの弟からもちらっと親父に関することを聞かれたというか

話題に上ったことがあるので、弟もたぶん感づいていると

俺は踏んでいる。




 ただ面白い話題ではないので、互いにちゃんと話し合ったことは

ないまま来た。




 今回の浮気相手の凸で、もう見てみぬ振りはできない

所まで来たと思った。



 (✿☉。☉)ハッ!      イイカゲンニシロ⊂('ω'⊂ )))Σ≡=─༄༅༄༅༄༅༄༅༄༅




 親父の女関係で母親から愚痴や泣き言は一切これまで

聞いたことが無く、まして俺の方から聞けるようなことでも

ないので実際母親の心情というものを今ひとつ判らずに

きていた。



 だが先程の母の言葉で全てが判ってしまったのだ。



 あんなアフォ~なヤツの妻なんて恥ずかし過ぎる・・って

云ったんだぜ。



 そう云った母のあの台詞が全てを表していると

俺は思っている。




 母の中で父親は、あんなヤツ、扱いだからな。⁽⁽٩(๑˃̶͈̀ ᗨ ˂̶͈́)۶⁾⁾ アンナヤツ



 この先俺達家族がどんな道を辿るか判らないが

いつだって俺も弟も母さんの味方だから。


ケンヤ( ‘́⌣’̀)/(˘̩̩ε˘̩ƪ)葵㌧㌧ლ(´ڡ`ლ)トモヤ


       


 俺はそっと呟いた。



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る