〝罪〟を擬人化するという、前代未聞の発想!

罪が人となって現れた異世界。そこで催される祭りは、罪と罪が争うために用意された残酷な舞台だった。そこでナンバーワンになった罪は、人間世界で許されるという。

主人公は最強の罪、「殺人罪」。
だが彼は殺人罪らしからぬ優しさを持ち、最悪の事態を避けるべく仲間とともに奔走する――。

という設定で始まるこの物語。
迫真のアクションシーンと解かれていく謎に胸を高鳴らせて読み進めた。
また、ほほえましい仲間たちとのやり取りも見逃せない。

そして何より根底に隠された深いテーマが胸を打つ。

ぜひご一読いただきたい。