第1433話 最終プラント戦開始!!
「空中の敵は八咫ト空狐、星峰に任せて僕達は地上の兵器を掃討するよ!!」
涙名と天之御が声を揃えてこう叫ぶと他の面々も首を縦に振って頷き、地上から迫ってくる兵器に対して攻撃を仕掛けていく。
其の攻撃は鋭く素早く、兵器の数は最初に見た数が嘘であるかの様に瞬く間に総数を減らしていく。
当然中には赤制御、青制御も有るが上空の兵器と異なり対応が容易な為兵器を次々と破壊する事が出来た。
「この調子でどんどん仕掛けていくよ!!次の部隊が襲撃してくる前に」
天之御がそう叫ぶと同時に一行の攻撃は更に勢いを増し、地上の兵器を殲滅する。
そしてそれが終わった時、上空の八咫も地上へと降り、更に後方から上空に向けて妖術を放っていた星峰と空狐も合流する。
「兵器の迎撃には成功したわね、この勢いのままプラントを突破し、ブントの戦力の根源を断ち切りましょう!!」
「それは承知の上だけど、一方で中型兵器がここで出てきたのが気になるね。
この分だと恐らく最終地点には大型兵器も待ち構えているんでしょうね」
「其の位で今更怖気付いて居られないわ!!さあ、先に進みましょう」
コンスタリオ、シレット、空狐がそれぞれこの状況について言葉を交わすと他の面々も同意を意味するであろう頷きを行い先へと進んでいく。
其の途中にも兵器を生産する機器が多数見つけられた為次々破壊していく。
中には自己修復を行う部分もあったものの、既に対処法が分かっていた為難なく突破していく。
そして終着点が近付いて来たのか、段々生産されている兵器が中核らしき部分になってきてるのが一同の目に飛び込んでくる。
「兵器の製造部分が中核部分に近付いているって事はそろそろ次が来そうね。
恐らく次は今までのどのプラントよりも厳しい戦いになるかもしれない」
「まだ首領が残っている以上、その発言は置いておくべきでは?まあ、言葉の内容を細かく言っている場合ではありませんけど」
コンスタリオとモイスが軽口を叩くものの、その表情は険しい以外の何でも無いものであった。
そこから更に少し進むとそこにはプラント内の全ての兵器を製造すると思われる大型生産施設がドーム状の部屋に所狭しと並べられていた。
「これは……ここがブントの全ての兵器の生産施設だというの!?」
「今まで何度もこうしてみたけど、今回は流石に驚くな……」
「ここまで忌々しさを凝縮した部屋もそうそう存在していないわね……」
シレット、モイス、星峰がそう呟くと一行は直ちに身構える。
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