いきなり飛び込んできたシレットに基地司令は少し驚いた顔を見せつつも

「おや・・・連絡はもう済んだのですか？」

と聞いてくるがその言葉はシレットの耳には入らず

「指令、今すぐ私を移動車で・・・」

と事情の説明もせずに本題に入りだす。指令はそんなシレットを

「あ、あの・・・まるで話が見えてこないのですが・・・」

と戸惑いながら制止し、その反応でシレットは

「あ・・・それもそうですね、申し訳ございません。実は・・・」

と落ち着きを取り戻して一から事情を改めて説明する。それを聞いた指令は

「成程・・・キャベルに危機が迫っているという訳ですね。発信者の素性は正直私個人としては信用できるのかどうかわかりません。ですがキャベルの危機を見過ごすわけにはいきませんね」

「そ、それじゃ・・・」

「ええ、こちらの移動車で貴方を送り届けます。ですが可能な限りなのでどこまでいけるかは分かりませんよ」

「それで構いません！！」

とシレットの頼みを了承し、シレットもそれで納得する。そして直ちに移動を開始するが長い道のりを直ぐに移動することは出来ず、、シレットが目的地に到着した時、既に交戦は始まっており、更にコンスタリオに殴りかかろうとする巨大兵士が居た。

「あれは！！」

それを目撃したシレットは移動車から降り、コンスタリオの元へと走っていく。

～現在～

「以上がこれまでの経緯です」

シレットが説明を終え、モイス、コンスタリオそれぞれが頷く。

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