クロッカスの花の色は?

作者 まんごーぷりん(旧:まご)

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★★★ Excellent!!!

自分を守るために築き上げた自尊心の壁は、本人が思っている以上に心を孤立させてしまった。
信じることが苦手で、怖くて。なのに、本当は誰よりも信じて欲しいと願っている。
そんな彼女の凸凹とした心を、ゆっくりと撫でるように埋めていく、なくてはならない彼という温かな存在。
二人で一緒に躓くこともあったけれど、だからこそもっともっと近づき、家族のようになっていく。
高く聳え立っていたはずの壁は徐々に崩れ、それを乗り越えてくれる仲間もできた。
彼女は、きっともう手放さない。
大切なことが何なのか、気がついたから――――。
とても素敵な物語でした。

★★★ Excellent!!!

9/20時点でのレビュー。

あの夏から三年。
場所も、時間の流れ方も、周りの友人も、日常生活も、ほとんどすべてが変わってしまった中で再会する二人。
慶の明日香への想いだけが三年前と変わっていないという事実が切ないです。
慶の純粋でまっすぐな想いが明日香の心を解きほぐすことができるように、慶を応援しています!

(作者様は前作『夏、あのバスに乗って消えたものを探すなら』を読まなくても楽しめるように書いていますと仰っていますが、お時間のある方はぜひ前作もお読みすることをおすすめします。
明日香が元々どんな子だったのか、どのように変わったのかがよくわかるので…)