逆張りの展開もしてみたい
皆さんは主人公補正とかサブキャラ補正とか、そう言う展開はお好きですか。例えば、危なくなっても助けはいらないよって言われたのに助けに行ってピンチにはなるものの、何とかその場は上手く収まったりとか。
そう言う展開の作品を見ていると、王道だからとは言えちょっとイラッと来るんですよね。物語でたまに現れる足引っ張り系キャラに感じるものと一緒って言うか。
大事なシーンで失敗してピンチになるキャラ、昔は多かったんですよ。絶対1人はそう言うトラブルメーカーが設定されておりました。そしてのうのうと最後まで生き残るって言うね。そればかりか、仲間から嫌われもいじめられもしない。
物語だからね。そんな展開にはさせられないよね。失敗してもみんな許してくれるよってメッセージを出さなきゃだもんね。みんな許してあげるのが正しいよって雰囲気にならないとだよね。
ただ、そう言う展開ばかり見ていると、言いつけを守らなくったって自分勝手だって最後につじつまが合えばいいじゃんみたいな雰囲気にもなっちゃう。やらかした罪は償わなきゃでしょ。たとえ悪意がなくてもさあ。
んで、トラブルメーカーが何かやらかしても大抵は大事にならんでしょ。周りが懸命にフォローするからさ。そこもねえ……ちょっとモヤッとしちゃう。
で、今回の話で取り上げたい逆張りって言うのは、やらかしたキャラのせいで大事になったりそのキャラ自身が大事になったりするパターンの話も書いてみたいなって思ってしまうって事なんですよ。
現実では誰かを助けに行って助けたい人は自力で助かって、助けようとした人が死んじゃうって事があったりするじゃないですか。そんな感じの展開、物語じゃあ禁じ手ですよね? そうでもないのかな?
一番最初の例で言えば、助けを呼んでないのに勝手に助けに入ってそのキャラが死んじゃったりとかね。そのキャラをかばってそのキャラの大事な人が死ぬとかでもいいな。助けがいらなかったのに余計な事をして最悪な展開になる。
ドジっ子がとんでもない事をしたせいで無茶苦茶損害が出てしまうとか、メインキャラが死んじゃったりとか。
リゼロとかは死に戻り前提だからそう言う展開をむちゃくちゃ見せてくれますよね。王道物語が何でそんなに都合よく話が進むの? って思う事も多いので、リゼロの展開は新鮮でその後の回答も鮮やかでとても楽しく見る事が出来ます。
考えてみれば、タイムリープものって主人公の失敗前提だからこそ都合の良い展開があんまりなくて楽しいのかも。飽くまでも個人の感想ですけど。
までも、やっぱり自分で書くとなるとそう言うシビアな展開は書けないんだろうなぁ。その代わり、無能なドジっ子は作中には出しませんけどね。足を引っ張るだけのキャラとか無理ですわあ。最近はそう言うキャラもあんまり見なくなりましたものね。これも時代の流れなんだろうな。
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