魔法が使える世界が文化的に中世レベルっておかしくね?

 皆さんは魔法が当たり前に使える世界の文化レベルが中世ヨーロッパなイメージになる事についてどう思われますか? 多分ですけど、それがお約束だからと何も考えずに採用している事が多いのではないかと思います。異世界ファンタジーはRPGの世界観なのでそれが当然だと。


 そう言う話があってもいいんです。ただ、そう言う話しかないのはどうして? と思ってしまうんですよね。現代社会が電気文化社会だとすれば、それらの世界は魔法文化世界です。魔法は電気より万能です。ならば、現代社会より発展している世界もあって不思議ではありません。電気は機械的に生み出しているのに対して、魔法は人が作り出しているから違うと言う意見もあるでしょうか。


 そこは魔力を蓄える電池的なものが開発されていたり、機械的に魔法のエネルギーを生み出す装置が発明されていれば何も問題はないでしょう。発達しすぎた科学が魔法に近いなら、発達しすぎた魔法が科学に近いのも同義であるはずです。

 何もない空間から魔法エネルギーを取り出して様々なものに活かす事が出来れば、それは実質フリーエネルギーですよね。


 つまり言いたいのはですね。異世界に転移したら魔法が超発展している世界だったって話はどうかのうと言う事なんですよ。魔法の出てくるファンタジーでの魔法の使い方が兵器か、良くて薬くらいなのって不自然だよねと。

 魔法のような超エネルギー文化で現代社会より更に発達した文化、イメージとしてはアトランティスの伝説を思い浮かべるといいでしょう。他にも現代社会より進んだ古代文明のイメージってありますよね。


 魔法を駆使すれば様々な問題は解決します。柔軟な発想力が求められますけれども、追求していけば今までに見た事のない世界を作り上げる事も可能でしょう。ラピュタのような世界観とかね。そう言う世界での冒険となると、前世の記憶を生かした現代社会の常識を使った知識チートは無意味になりますけど。でもまぁ、知識チートなんて別にいらないですよねぇ。


 昔は異なる世界に行ってその世界の仕組みにびっくりして、そんな中で懸命に生き抜く冒険モノの話も少なくありませんでした。チートなんてないので知恵と勇気だけで危機をギリギリで乗り切ったりね。WEBではそう言う作品は人気が出ないのかもですけど……。

 書く方でも、主人公にチートを与えておくと何も考えずに楽に書けますからねえ。


 魔法が使える世界でSFっぽい話。文化レベルは少なくとも現代文明以上。そう言う話があってもいいのになあ。私も設定を思いついたら書きたいと思う所存ですよ。

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